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新型iPad(第9世代)の購入レビュー、安い無印を買ってみて良かったところとイマイチなところ

iPad第9世代
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今回、初めてのiPadとして2021年発売の新型iPad(第9世代)を購入してみました。

購入時は、同時発売のiPad mini(第6世代)と上位機種のiPad Air(第4世代)とも迷ったのですが、最終的に安い無印を選びました。2021年9月の発売直後に購入し、現在まで約4ヶ月愛用してきました。そこで、今回の記事では最新の無印iPad(第9世代)を買ってみて良かったところと正直にイマイチだったところをレビューしていきます。さらに、miniでもAirでもなく無印を選んだ理由も一緒に紹介しています。

結論から言って、僕の使い道はエンタメ消費中心なので無印iPadで十分満足することが出来ました。もちろん、miniやAirに劣るデメリットもいくつかありますが、それを含めても初めてのiPadには間違いのない選択だったと思っています。この記事では、そのデメリットも含め無印iPad(第9世代)のレビューを詳しく紹介しているので、一番安い無印iPadが気になっている方は是非参考に。

無印iPad(第9世代)を購入した理由

2021年発売の新型iPad

今回、僕自身初めてのiPadとして2021年9月24日発売の「iPad(第9世代)」を購入しました。いわゆる“無印iPad”と言われるiPadシリーズの中で一番安い機種です。現在、無印iPadはApple公式ストアでも在庫切れで中々手に入らない状況ですが、僕は予約開始日の9月15日に予約したので発売直後の9月26日に無事入手することが出来ました。

もちろん、最初から無印iPad(第9世代)一択だった訳ではなく、同時発表されたiPad mini(第6世代)と上位機種のiPad Air(第4世代)とも迷いました。

iPad mini(第6世代)と比較し、無印(第9世代)を選んだ理由

無印iPadとiPad mini左:無印iPad、右:iPad mini

無印iPadとiPad miniとで迷った理由は、miniのサイズ感に惹かれたためです。僕はiPhoneは12シリーズも13シリーズもminiを選ぶぐらい、コンパクトで扱いやすいデバイスが好きです。当然、iPadもコンパクトで扱いやすいminiに惹かれました。さらに、2021年の新型iPad miniは、「オールスクリーン(ベゼルレス)採用」「Apple Pencil第2世代対応」「USB Type-C搭載」「最新A15 Bionicチップ採用」とメジャーアップデートでかなり進化したので、かなりminiに気持ちが傾きました。

ただし、それでも最終的に無印iPadを選んだのは、「10.2インチ」の画面の大きさが決め手です。僕がiPadを購入する目的は、iPhoneよりも大きい画面で電子書籍の雑誌を快適に読みたいというのが一番でした。miniのサイズ感でも雑誌を見開きで文字を拡大することなく読めるなら間違いminiを選んでいたと思いますが、色々と調べる中でそれは難しそうだと判断しminiは断念することにしました。

機種無印iPad
(第9世代)
iPad mini
(第6世代)
発売2021年9月24日2021年9月24日
価格39,800円〜59,800円〜
サイズH250.6xW174.1xD7.5mmH195.4×134.8×6.3mm
重量487g〜293g〜
画面サイズ10.2インチ8.3インチ
ディスプレイRetinaLiquid Retina
解像度2160×1620ピクセル
(264ppi)
2266×1488ピクセル
(326ppi)
フルラミネーション
反射防止コーティング
色域sRGBP3
チップA13 BionicA15 Bionic
フロントカメラ超広角カメラ
1200万画素
f/2.4
超広角カメラ
1200万画素
f/1.8
センターフレーム
アウトカメラ広角カメラ
800万画素
f/2.4
広角カメラ
1200万画素
f/1.8
バッテリー最大10時間最大10時間
端子LightningUSB Type-C
ロック解除Touch ID
(ホームボタン)
Touch ID
(トップボタン)
Apple Pencil第1世代第2世代
キーボードSmart Keyboard/BluetoothキーボードBluetoothキーボード

iPad Air(第4世代)と比較し、無印(第9世代)を選んだ理由

無印iPadとiPad Air左:無印iPad、右:iPad Air

miniを断念し、次に候補に上がったのが2020年発売のiPad Air(第4世代)です。iPad Airは「ベゼルレスのカッコいい見た目」と「アウトプット用途でも活用できる性能の高さ」に惹かれました。さらに言えば、Apple Pencilの第2世代、トラックパッド内蔵のMagic Keyboardに対応しているというのも大きな魅力に感じました。

ただし、冷静に考えてみて、自分の用途は「電子書籍閲覧」「動画視聴」「ゲーム」といったエンタメ消費中心であるため、高性能なiPadを購入してもオーバースペックになるだけではないかと思うようになり、さらにベゼルレスのカッコいい見た目のために約3万円も多くお金を出すのは勿体無いなと思うようになり、最終的には価格の安さで無印iPadを選びました。

機種無印iPad
(第9世代)
iPad Air
(第4世代)
発売2021年9月24日2020年10月23日
価格39,800円〜69,080円〜
サイズH250.6xW174.1xD7.5mmH247.6xW178.5xD6.1mm
重量487g〜458g〜
画面サイズ10.2インチ10.9インチ
ディスプレイRetinaLiquid Retina
解像度2160×1620ピクセル
(264ppi)
2360×1640ピクセル
(264ppi)
フルラミネーション
反射防止コーティング
色域sRGBP3
チップA13 BionicA14 Bionic
フロントカメラ超広角カメラ
1200万画素
f/2.4
FaceTime HDカメラ
700万画素
f/2.4
センターフレーム
アウトカメラ広角カメラ
800万画素
f/2.4
広角カメラ
1200万画素
f/1.8
バッテリー最大10時間最大10時間
端子LightningUSB Type-C
ロック解除Touch ID
(ホームボタン)
Touch ID
(トップボタン)
Apple Pencil第1世代第2世代
キーボードSmart Keyboard/BluetoothキーボードMagic Keyboard/Smart Keyboard Folio/Bluetoothキーボード

購入したのは、「iPad(第9世代) 64GB Wi-Fiモデル」

無印iPad第9世代

ちなみに、今回僕が購入したのは、「iPad(第9世代) 64GB Wi-Fiモデル スペースグレイ」です。容量は64GBと256GBの2種類ありますが、64GBを選びました。Wi-Fi環境がない場所でもデータ通信出来るセルラーモデル(Wi-Fi+Cellularモデル)もありますが、Wi-Fiモデルを購入しました。カラーは、ブラック系が好きなので、シルバーではなくスペースグレイをチョイスしました。

容量は一番安い64GBを選んでみた

64GBのiPadの使用容量
64GB256GB
価格39,800円57,800円(差額17,000円)

今回、初めてのiPad購入であるため、容量選びはそこそこ迷いました。ただし、値段の安さを重視し、57,800円の256GBではなく、39,800円の64GBを選びました。1つ前のモデルである第8世代では一番少ない容量が32GBだったのに対し今回の第9世代ではその2倍になっているため、64GBでもいけるだろうと思ったのも理由です。

実際、4ヶ月使ってみての使用済み容量は「42.7GB/64GB」です。YouTube動画を見る、動画コンテンツをストリーミング再生する(端末へは保存しない)、音楽をストリーミング再生する(端末へは保存しない)、電子書籍を読む(読んだら端末から削除)、ゲームアプリを数個するといったぐらいの今の使い方だと64GBで大丈夫そうです。ただし、iPadで写真や動画撮る、動画・音楽・電子書籍のコンテンツを端末へと保存する、重たいゲームアプリをたくさんダウンロードしガッツリプレイするといった使い方だと、64GBだと厳しいと思います。

セルラーモデルではなくWi-Fiモデルを購入

Wi-FiモデルのiPad
Wi-FiモデルWi-Fi+Cellular
価格39,800円
(57,800円)
56,800円
(74,800円)

単純に安いという理由で、Wi-Fiモデルを購入しました。また、特にセルラーモデルの必要性を感じなかったのも大きいです。実際、今のところセルラーモデルにしておけば良かったと思ったことは一度もないので、今後買い換える際もWi-Fiモデルを選ぶと思います。

無印iPad(第9世代)を買ってみて良かったところ(メリット)

価格が安い

一番安いiPad

今回、初めてのiPadとして無印iPad(第9世代)を買ってみて大満足しています。その一番の理由は、“圧倒的なコスパの良さ”です。

iPad mini 6は59,800円〜、iPad Air 4は69,080円〜となかなかのお値段ですが、無印iPad 9は、39,800円〜と他のiPadよりも2万円以上も安く買うことが出来ました。さらに、チップは比較的新しいiPhone 11シリーズにも搭載されていたA13 Bionicチップを搭載しているため、僕の用途(電子書籍閲覧・動画視聴・ゲーム・ノート・メモ・サブモニター代わり)には十分過ぎる性能に感じました。もちろん、miniとAirのスペックと比較すると劣る点もあるのですが、僕は4ヶ月間毎日この無印iPad 9を使ってきて評判通り本当にコスパ最強のタブレットだなと実感しました。

電子書籍の雑誌・漫画を見開きで読める

iPadで雑誌を読む

今回、ミニサイズのiPad miniではなく、10.2インチの無印iPadを購入してみた本当に良かったなと思えました。その理由は、ディスプレイが大きいので、電子書籍の雑誌を見開きで文字を拡大操作することなく快適に読むことが出来ているからです。

元々、iPad購入の一番の理由が、“iPhoneよりも快適に電子書籍の雑誌を読みたい”だったので、この目的を達成することが出来とても満足しています。10.2インチの無印iPadの画面サイズが、雑誌を見開きで文字を拡大操作することなく読めるギリギリのサイズ感に感じているので、おそらくiPad miniを選んでいたら今ほどに電子書籍の雑誌を快適には読めていなかったと思います。

iPadで漫画を読む

さらに、雑誌だけではなく漫画も見開きで読むことが出来て楽しいです。特に見開きページの描写の迫力がすごいです。本当に、僕の場合にはこの点でiPad miniではなく無印iPadを購入してみて大正解でした。

大画面で迫力ある映像が楽しめる

iPadで映画を見る

電子書籍の閲覧に次いで動画を視聴する用途でもiPadを重宝しているのですが、iPhoneよりも画面が大きく迫力ある映像を楽しめるという点で、iPadを買ってみて満足しています。僕の場合は、YouTube動画やTverアプリでのTVドラマ、プライビデオでの映画・アニメ、楽天TVでの野球中継を視聴するのに利用していますが、10.2インチの大きい画面に大満足しています。この点でも、iPad miniではなく10.2インチの無印iPadを選んで良かったと思っています。

ゲームも十分快適にプレイできる

iPadでゲームをプレイする

iPadを購入してから、「プロ野球スピリッツA」「荒野行動」を始め割とゲームもするようになったのですが、ゲームも快適にプレイ出来ています。今回の第9世代は、iPhone 11シリーズに搭載されているA13 Bionicチップと割と高性能なチップを搭載しているため、ゲームプレイ中にカクツキやもっさり感を感じることはなく、普通に快適にプレイ出来ています。ガッツリとゲームをやり込む人の場合、最大120Hzのリフレッシュレートを実現するProMotionテクノロジーを搭載したiPad Proの方が良いのかもしれませんが、僕ぐらいのライト層だと第9世代でも全くストレスなく楽しめています。

無印iPad(第9世代)を買ってみてイマイチだったところ(デメリット)

ベゼルのあるデザインが古い

無印iPadの太いべゼル

今回、無印iPad(第9世代)を購入し、コスパの面で大満足しています。ただし、他のiPadシリーズと比べスペックが劣る廉価版であるため、それらと比較してしまうとイマイチに感じたところもあります。

その一つが、「太いベゼルの存在する古いデザイン」です。現行のiPadシリーズはminiもAirもProもべゼルが細いいわゆるべゼルレスデザインですが、無印iPadのみが唯一太いべゼルのある昔からのデザインを採用しています。iPad自体はオシャレなんですが、他のべゼルレスデザインのiPadと比較してしまうとどうしてもダサく見えてしまいます。

大きく扱いにくい

10.2インチのiPadを手に持つ

10.2インチの無印iPadは、動画視聴や電子書籍の閲覧、ゲーム、ノート、サブモニターといった用途には良いのですが、大きく扱いにくいなとも正直に感じました。特に文字入力がしにくいため、LINE、SNS、ウェブブラウジング、ネットショッピングといった場面ではiPadを使っていてもついついiPhoneに手が伸びてしまいます。ただし、扱いにくいとは言っても電子書籍の閲覧や動画視聴用にはやっぱりこのぐらいのサイズ感は欲しいので、このサイズ感のiPadをメインで使いつつ、いつかiPad miniをサブとして導入してみたいなと思います。

反射防止加工無しで映り込みが激しい

iPadの画面の映り込み

さらには、画面への映り込みの激しさもイマイチに感じました。他のiPadシリーズは、ディスプレイに反射防止加工を施しているのですが、無印iPadのみそれがありません。そのため、窓際の明るいところでiPadの画面を見ると自分とその背景が結構映り込みます。特に僕の場合は画面の背景を黒くするダークモードを重宝しているため、その映り込みがかなり激しいと感じます。そのため、反射防止効果のあるアンチグレアフィルムを貼ろうかなと思っているのですが、アンチグレアフィルムは画面の見え方が多少劣化するというデメリットもあるため、どうしようか悩み中です。

フルラミネーションディスプレイ非対応

フルラミネーションディスプレイ非対応のiPad

ディスプレイで言えば、iPadシリーズで唯一フルラミネーションディスプレイ非対応である点も無印iPadのデメリットです。

フルラミネーションディスプレイとは、ディスプレイとカバーガラスが一体化したものでその間に隙間が無いのが特徴です。一方、フルラミネーションディスプレイ非対応の無印iPadの場合、ディスプレイとカバーガラスとの間に隙間が存在するため、ディスプレイが少し奥まったところに見えます。

iPadに線を描く

正直、そこまで気にするほどではないものの、Apple Pencilやスタイラスペンを利用する際にペン先と線との間が少し離れた感じになるため、ノートをたくさん取る、イラストを描く人の場合には大きく不満に感じる点かもしれません。

Apple Pencil第2世代非対応

iPadとタッチペン

また、最新のApple Pencil第2世代に対応していない点も残念なところです。

第2世代は、iPadの側面に磁力でくっつけることで充電とペアリングが出来るため、常にApple PencilをiPadにくっつけておけば使いたい時に常に満充電の状態で、素早くペアリングを完了させて使うことが出来ます。一方、第1世代は、iPad底のLightning端子にPencilの挿すことで充電とペアリングをする仕組みとなっているため、使い勝手が良くのと充電・ペアリング時の見た目も不恰好です。そのため、純正のApple Pencilを使ってみたいという気持ちもありましたが、第2世代に対応していないために今回は見送りました。

また、Apple Pencil(第1世代)と純正キーボード(Smart Keyboard)が、今後AirやProへと買い換えた際に使えないというのも残念なところ。Appleの純正アクセサリーはそれぞれ良い値段するために、無印で買ったペンシルとキーボードが上位機種へ乗り換えた際には使えずにアクセサリーも使い買える必要がある点は残念に感じます。

まとめ:デメリットもあるけど、無印iPad(第9世代)は間違いなくコスパ最強で満足!

コスパ最強のiPad

今回、iPadシリーズで一番安い無印iPad(第9世代)を購入し、4ヶ月使ってきましたが、僕は初めてのiPadに無印を選んで良かったと満足出来ました。もちろん、上位機種と比べてみての不満点はいくつかありますが、それでも価格差を考えると約6万円以上のiPad mini、約7万円以上のiPad Airでもなく、約4万円で買える無印を選んで良かったなと思いました。基本的に、iPadでアウトプット系の作業はせず、僕と同じようにエンタメ消費での使い方の人には無印iPad(第9世代)はかなりオススメです。

一方、画面の大きさよりも携帯性や扱いやすさを重視したいという人はiPad miniを、エンタメ消費だけではなくPC代わりとしてアウトプット用途にも活用したいという人はiPad AirあるいはProを選んでおくのが良いと思います。

無印iPad(第9世代)用に買って良かったアクセサリー

最後に、無印iPad(第9世代)用に本当に買って良かったオススメアクセサリーを「保護フィルム」「保護ケース」「タッチペン」の3つ紹介していきます。

NIMASOのガラスフィルム

NIMASOのiPad用ガラスフィルム

保護フィルムは、NIMASOのガラスフィルムがオススメです。iPad用に貼り付け専用ガイド枠が付属していて、そのガイド枠をiPadにはめ込み、その枠に沿ってガラスフィルムを落としていくように貼り付けることで簡単に綺麗に貼り付け出来ます。貼り付け後の画面の見え方にも支障はなく、指滑りもよく操作感が良いため、オススメです。

ESRの保護ケース

ESRのiPad用保護ケース

保護ケースは、ESRの保護ケースがオシャレで便利です。まず、純正ケースであるSmart Coverそっくりの三つ折りデザインによる見た目がおしゃれです。2000円未満で購入出来るケースですが、そこそこ質感も良いです。

ESRのiPad用ケースのスタンド機能

さらに、全面の三つ折りデザインのカバーを折ることでiPadを横置き出来るスタンド機能もあり実用性も高いケースになっています。全面だけではなく背面も保護出来るため保護性能も高く、iPad用に間違いのないケースだと思います。

KINGONEのスタイラスペン

KINGONEのスタイラスペン

Apple Pencilの代わりに買ってみて良かったのが、KINGONEのスタイラスペン。1万円するApple Pencilとは違い、こちらは3000円台(セール時には2000円台)で買えるコスパの高いタッチペンです。安いペンですが、メモをとったり、ノートをとったりする分には問題ないぐらいに書き心地が良いので重宝しています。さらに、プロ野球スピリッツAという野球ゲームアプリでもこのペンを重宝しています。Apple Pencilに代わる安いタッチペンを買いたい人にオススメです。

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