運転中にスマホ(iPhone)を見やすい場所に固定するための自動車用スマートフォンホルダー(携帯ホルダー)を探していたところ、100円均一ダイソーの車用品売り場にて安くて使い勝手の良さそうな商品を2つ発見。一つはよくあるエアコン吹き出し口にクリップで取り付けするタイプの商品で、もう一つはダッシュボード上に吸盤で設置するマグネット式の商品。自分にはどっちの商品が便利なのか悩みに悩んだ挙句、両方買って使ってみることにしました。
この記事では、100円ショップのダイソーで購入した車載スマホホルダーの2種類(100円商品・300円商品)を使ってみてのそれぞれの満足出来たところと不満を感じたところを率直に紹介しています。ダイソーの車用スマホホルダーが気になっている方は是非参考に。
目次
100円均一ダイソーで車用スマホホルダーを2種類買ってみた
今回、100円ショップのダイソーで車載スマホホルダーを買ってみました。現在スマホをカーナビとして使用することはほとんどないもののわざわざスマホ用ホルダーを購入した理由は、車内でスマホから音楽を流したり、電話の着信を受けたり、メールなど何らかの通知を受けた際にスマホの画面がいつでもすぐに確認出来る位置にあった方が便利だろうなと思ったからです。
本当はAmazonやオートバックスで売っているような機能性が良く、見た目もお洒落なものが良かったのですが、まずはお試しということで安く買える100均のものを使ってみることにしました。試しに買ってみたのは、ダイソーの100円商品である車用スマートフォンホルダーと300円商品であるスマホホルダー・マグネット式・車内用の2種類です。
ダイソー「車用スマートフォンホルダー(100円)」
商品名 | 車用スマートフォンホルダー(差し込み式) |
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価格 | 100円 |
本体サイズ | 使用前:9.4×10.5×5.5cm、使用時最大:7.5x12x5cm |
スマホ対応サイズ | 幅65~85mm |
材質 | 本体:ABS樹脂、クッション:EVA樹脂、差し込み部:TPR、バネ部:スプリング鋼 |
販売元 | エコー金属株式会社 |
100円均一ダイソーで購入した車載スマホホルダー一つ目は、「車用スマートフォンホルダー(差し込み式)」。ダイソーの車用品コーナーのすぐ目立つ場所にあったためすぐに見つけることが出来ました。100円で購入することが出来、機能性も良く、エアコン吹き出し口に装着するだけの手軽な商品であるため、ダイソーでおそらく一番人気があり売れているであろうアイテム。幅は65~85mmまで対応しているため、iPhoneを始め現行スマホのほとんどに対応しています。
特徴としては、スマホをスマホ受け部に置くだけで左右にある両方のホールドアームが自動的に閉まる重力連動自動開閉式あること。そして、スマホは360度自由に回転可能。スマホ受け部に充電ケーブル用の空間があるため、装着したまま給電も可能。滑り止めクッションも備え車が揺れても落ちにくい仕様になっています。
ダイソー「スマホホルダー・マグネット式・車内用(300円)」
商品名 | スマホホルダー・マグネット式・車内用 |
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価格 | 300円 |
耐荷重 | 0.25kg(250g) |
材質 | ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、シリコーン樹脂、磁石、鉄 |
販売元 | 大創産業 |
ダイソーで買った車用スマホホルダー二つ目は、「スマホホルダー・マグネット式・車内用」。100円商品をメインで取り扱うダイソーの商品としては高額な300円商品。最近のスマホホルダーではスマホの着脱が簡単なマグネット式が人気であるため、この商品も良く売れているみたいです。耐荷重は250gなので裸の状態のスマホであればほとんどのスマホに対応可能。大型スマホの場合は使用ケース次第で使用できない場合もあります。
この300商品の特徴としては、一般的なエアコン吹き出し口に取り付けするタイプではなく、ダッシュボード上に吸盤で固定するタイプであること。そして、スマホをホールドアームで支えるように固定するのではなく、強力な磁石の力で固定するマグネット式であること。また、スマホ画面の向きや角度を自由自在に調整出来るように、アーム部の向きとマグネット部の角度を自由に調節出来る仕様になっています。
ダイソーで買った100円スマホホルダー(エアコン取付タイプ)を使ってみての感想
設置はエアコン吹き出し口のルーバーに取り付けるだけで簡単
まずは、ダイソーで購入した100円商品「車用スマートフォンホルダー(差し込み式)」を使ってみることに。使い方は簡単で、エアコン吹き出し口のルーバーに、スマホホルダー裏面にあるエアコンクリップを取り付け、スマホをホルダー部に置くだけ。ホンダ・ヴェゼルの運転席左側にあるエアコン吹き出し口に設置してみましたが、普通に問題なく取付出来ました。特別な形状のエアコンクリップではないため、おそらく多くの車種に付けることが可能です。取付にかかった時間はほんの1秒~5秒ほどなのでとても簡単。
ホルダーへのスマホの着脱も片手で出来る
早速エアコン吹き出し口に取り付けたスマホホルダーにスマホを置いてみました。商品によってはスマホホルダー左右にあるホールドアームを両手を使って左右に広げてからスマホを置き、その後に左右のホールドアームを閉じるというように手間がかかることもありますが、この商品はそんなことはありません。通常は左右のホールドアームは開いた状態で、スマホを置くとその重みによって左右のホールドアームが自動的に閉まる仕組みとなっています。いわゆる重力連動開閉式。そのため、片手で楽にスマホを置いたり、取り外ししたり出来ます。
ただし、エアコン吹き出し口へのホルダー本体の固定力が少し甘いこともあり、雑にスマホを置いたり取り外したりするとスマホホルダーが傾いたり、エアコン吹き出し口から外れてしまうことがあります。この点は完全に100均クオリティ。
スマホホルダーにスマホを置いたままバッテリー充電可能
スマホホルダーのスマホ受け部は、ホルダーにスマホを装着した状態で充電出来るように充電ケーブル差込口を邪魔しない作りになっています。そのため、カーナビとしてスマホを活用することきにバッテリーを充電しながら使用することが可能です。
しっかりホールド出来ているため、走行中にスマホが揺れたり落ちたりすることはない
ダイソーで買った100円のスマホホルダーでエアコン吹き出し口にスマホを固定した状態で実際に走行してみました。100円商品のため、スマホホルダーやスマホがガタガタと音を立てながら揺れたり最悪の場合には外れてしまうのではないかと心配でしたが、走ってみると意外と外れるどころか一切揺れることもなく凄く安定していました。ガタガタとした音も一切ありませんでした。凹凸があり車内が揺れるような路面では分かりませんが、普通の道では全く問題なく使用出来そうです。
スマホホルダーを360度自由に回転させることが出来るが、横向き使用にすると安定感がなくなる
このスマホホルダーは一応360度回転出来るという便利な機能性を備えています。そのため、上記写真のようにスマホを横向きにするなんてことも可能。ただし、この商品はスマホ受け部にスマホの重みがかかることで左右のホールドアームが閉まりスマホをホールドする仕組みとなっているため、スマホホルダーを横向きにしてしまうとホールドアームがしっかり閉まらない状態となるため安定感は全くありません。基本的に横向きでの使用は出来ず、縦向き専用商品と考えた方が良いです。
スマホホルダー本体の取り外しが簡単
エアコンクリップがゴム製の柔らかい素材で出来るため、取り付けたエアコン吹き出し口のルーバーから取り外すのがかなり簡単。その反面、エアコン吹き出し口へのスマホホルダーの固定力が甘いという側面もありますが、容易にエアコン吹き出し口につけたり外したりといった使い方が出来ます。
エアコン送風口が一つつぶれてしまうのが大きなデメリット
この車載スマホホルダー一番のデメリットは、使用することでエアコン吹き出し口の一つをつぶしてしまうこと。気候の良い時期であればそれほど問題になることはありませんが、エアコンの冷房を重宝する夏場と暖房を重宝する冬場には困る可能性が高いです。ただし、このデメリットは今回ダイソーで購入した100円の車用スマーフォンホルダーだけではなく、すべてのエアコン吹き出し口取付式商品に当てはまることです。この手のエアコンに取り付けするタイプを購入する場合は、エアコン吹き口一つ使えなくなってしまうデメリットも念頭に置いておきましょう。
普通に使えるが、見た目と使い勝手共にチープさが際立つ
今回ダイソーで買った100円商品である「車用スマートフォンホルダー(差し込み式)」は、格安の100円商品でしたが普通に使うことが出来ました。取りあえずスマホを固定して置いておける安いスマホホルダーが欲しいなら、この商品はそれなりに機能性も高いのでかなりオススメ。
ただし、全体的にはチープさは否めません。見た目に質感の良さは当然なく、さらに普通に使えるのは使えるものの使い心地もやはり100均クオリティであること。
ダイソーで買った300円マグネット式スマホホルダー(吸盤タイプ)を使ってみての感想
金属プレートが2種類付属、直接スマホへ張り付ける必要はない
次にダイソーで300円で購入した「スマホホルダー・マグネット式・車内用」を使っていきます。この商品はマグネットの磁石の力でスマホをホルダーへ取り付けるタイプなので、まずはスマホに金属プレートを貼りつけます。ちなみに、ダイソーのこのマグネットタイプのスマホホルダー、中に2枚の金属プレートが入っており、一つは両面テープありでもう一つは両面テープなし。お気に入りのスマホやスマホケースに金属プレートを両面テープで貼りたくないという場合は、両面テープ無しの金属プレートをスマホとスマホケースの間に挟み込むだけでも大丈夫です。
ダッシュボードへの取り付けは予想以上に簡単
スマホへ金属プレートを貼り付けたら、次は車のダッシュボード上の好きな場所にスマホホルダーを取り付ける作業をしていきます。この300円商品はダッシュボード上に両面テープで張り付けるのではなく、強力なゲルと吸盤のWの力で張り付けるタイプ。取付は少々面倒かと思いきや、やってみるとすごく簡単でした。まずは、スマホホルダーの土台裏になるシールを剥がします。
そして好みの場所へ張り付け。最初にゲルの粘着力でくっつき、上部のストッパーを引き上げることで吸盤によってしっかりとダッシュボード上に固定されるという仕組み。取付直後はまだ安定感はないものの、少し時間が経つとかなり安定感のあるものとなりました。ダイソーで買った安物の商品とは思えないぐらい、しっかりとダッシュボード上に固定出来ています。
マグネットタイプなのでスマホの着脱がかなり楽
スマホの裏に張り付けた金属プレートとスマホホルダーのマグネット部が磁力で引き寄せられしっかりとくっつくタイプのホルダーなので、スマホの着脱がかなり楽。片手で容易に取り付け、取り外しが可能です。少々雑にスマホをつけてみても普通につきます。はっきり言って一般的な左右にあるホールドアームでスマホを固定するタイプのスマホホルダーよりも圧倒的にスマホの着脱が楽。マグネット式、率直にかなり便利に感じました。
装着後スマホの向きを横向きに変えるのも片手で簡単にできる
一般的なホールドアームで固定するタイプのスマホホルダーだとスマホ画面を縦向きから横向きへするのに両手を使う必要がありますが、このマグネットタイプのスマホホルダーだと片手で楽に横向きへ、そして縦向きへと変えることが可能。
スマホ画面を理想的な位置に自由自在に固定出来るからかなり便利
さらに、本当に自由な位置にスマホを固定することが可能。ダッシュボード上に好きな場所に設置することが出来、スマホホルダーの可動アームを360度好きな向きに回転させたり、マグネット部を上下好きな角度に調整したり、スマホを好きな向きに調整したりと本当に自由自在にスマホ画面を好きな感じに固定出来ます。スマホを運転席から見やすいように自由に固定出来るため、スマホをカーナビとして使用する際にかなり便利だと感じました。
走行中も揺れない、落ちない
走行してみてもスマホ、スマホホルダーともに揺れたり、外れて落ちてしまったりすることもありませんでした。普通にしっかり固定出来ていました。300円商品なので長く使うとマグネットの磁力が落ちてしまったり、スマホホルダー土台の吸盤やゲルの粘着力が落ちてしまったりすることはあるかもしれませんが、購入後しばらくは普通に使えそうな感じです。
最大のデメリットは、ダッシュボード上に吸盤の跡が残ること
ダイソーの300円のスマホホルダー・マグネット式・車内用の最大のデメリットは、とダッシュボードから取り外した時に吸盤またはゲルによる跡が残ること。取りあえず試してみたいという軽い気持ちで使ってみると後悔することになるので、購入する場合は取り付けた場所に吸盤又はゲルの跡が残るということは知っておきましょう。もちろんこの点はダイソーの商品だけではなく、すべての吸盤式に当てはまることです。
100均ダイソーの車用スマホホルダー、買うならオススメはどっち??
今回ダイソーで購入した2種類の車用スマホホルダーはどちらとも普通に問題なく使用することが出来ました。どちらも安いだけで使用する際に問題があり使えないということはないので、買って使ってみる価値は十分にあります。
最初は100円の車用スマートフォンホルダー(エアコン送風口式)がオススメ
取りあえずダイソーで安く車用スマホホルダーを買うなら、100円商品の車用スマートフォンホルダーがオススメ。安くて、車内への設置・取り外しが容易なので、車載スマホホルダーを試してみたいという人にぴったりです。
間違いなく便利なのは、300円マグネット式スマホホルダー(吸盤取付)
正直、間違いなく使い勝手が良く便利なのは300円マグネット式スマホホルダーの方。唯一のデメリットであり最大のデメリットとなる、吸盤又はゲルの跡が残るという点を気にしないというのであれば断然こっちがオススメです。