GADGET

【JPRiDE「TWS-X」レビュー】5000円台で高級感ありの高コスパ完全ワイヤレスイヤホン

JPRiDE TWS-Xレビュー
本記事はプロモーションが含まれる場合があります

Amazonで評判の良いJPRiDE(ジェーピー・ライド)の完全ワイヤレスイヤホン「TWS-X」を購入してみました。JPRiDEの商品は、前作の「TWS-520」から気にはなっていたものの、実際に買って使ってみるのは今回が初めて。この記事では、JPRiDEのTWS-Xのペアリングの方法や操作方法を含め、実際に使ってみての装着感や音質、遅延等の率直なレビューを紹介していきます。

JPRiDE TWS-Xの特徴

JPRiDE TWS-X外箱
  • JPRiDEの人気完全ワイヤレスイヤホン「TWS-520」からバージョンアップしたJPRiDE最新スタンダードモデル
  • 5,000円台で購入出来る
  • 高音質コーデックAAC/aptX対応
  • 9時間の長時間バッテリー
  • USB Type-C対応

今回購入してみた「TWS-X」とは、日本発のオーディオブランドであるJPRiDE(ジェーピー・ライド)が発売する完全ワイヤレスイヤホン。TWS-Xの最大の特徴は、5000円台で購入出来る低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンでありながらも、iPhone・Androidスマホの高音質コーデック(AAC/aptX)に対応し、他社イヤホンを圧倒するイヤホン単体で最大9時間のロングバッテリーを搭載しているところ。さらには、品質の良さに定評があるQualcomm社製チップセットQC3020を搭載し、USB Type-Cにも対応していることなどから、とにかくコスパの良いイヤホンとして評判。

JPRiDEのTWS-Xは5000円台で買える完全ワイヤレスイヤホンとしては十分過ぎるぐらいの高スペックイヤホンですが、防水性能は完全防水ではないIPX5。そのため、お風呂場やプール、ビーチなどで使用するため防水性能を重視する人にはあまりオススメ出来ないイヤホンです。僕の場合は、雨の日やスポーツ中の汗でイヤホンを濡らしてしまうような使い方はあるものの、完全にイヤホンを水の中につけてしまう(或いはつけてしまう恐れがある)場面で使用することはないため、IPX5でも全然問題無しでした。

「TWS-520」との違い(進化ポイント)

TWS-T520TWS-X
TWS-520TWS-X
価格4,980円5,480円
BluetoothチップセットREALTEKQC3020
Bluetooth規格Ver5.0Ver5.0
BluetoothコーデックSBC/AACSBC/AAC/aptX
連続再生時間6.5時間9時間
防水性能IPX5IPX5
充電用端子micro USBType-C
音質傾向重低音・音圧重視中高域・バランス重視

今回購入した「TWS-X」は、JPRiDEのスタンダードモデルなのですが、JPRiDEのスタンダードモデルはTWS-X以外にもう一つ、「TWS-520」というモデルがあります。実はTWS-XはTWS-520よりも先に発売されたモデルで、このTWS-520もコスパの良いイヤホンとしてとにかく評判。

TWS-XとTWS-520の大きな違いは、その形状(うどん型か豆型)とBluetoothチップセット、Bluetoothコーデック、連続再生時間、充電用端子の5点。当然TWS-Xの方が後発機種のため、TWS-520よりもすべての面でグレードアップしています。

もちろん、TWS-520は重低音重視、TWS-Xはバランス重視と音質傾向に違いはあるものの、今回僕はバージョンアップした方のTWS-Xを選びました。

そもそも「JPRiDE」とはどんなメーカーか

JPRiDE

JPRiDEのイヤホンは中国(中華系)メーカーの商品同様にとても安いため、初めて同ブランドの商品を見た時は中国(中華系)ブランドの商品だと思っていました。しかし、調べてみてすぐにわかったのですがJPRiDEは日本発のブランド。ブランドの特徴としては、「ハイブランドの音質とクオリティ」というブランドコンセプトがあるように、ハイブランドに見劣りしないだけの魅力ある商品を低価格で提供するというのが最大の特徴。今回、どれほどのクオリティの商品なのか気になったのでJPRiDEの完全ワイヤレスイヤホン「TWS-X」を買って試してみることにしました。

JPRiDE TWS-Xのスペック一覧

メーカーJPRiDE
型番TWS-X
カラーブラック
サイズイヤホン:H17xW17xD24mm
充電ケース:H35xW65xD35mm
重量イヤホン:5.3g
充電ケース:33g
ドライバーφ5.8mmダイナミック型ドライバー
チップQCC3020
Bluetooth規格Ver5.0
対応コーデックSBC/AAC/AptX
対応プロファイルHFP/HSP/A2DP/AVRCP
有効距離範囲10m
連続再生時間9時間(ケース使用時20時間)
充電時間2時間
充電用端子USB Type-C
防水IPX5
操作タッチセンサー
マルチペアリング7台
ノイズキャンセリング×
外音取り込み×
急速充電×
ワイヤレス充電×

JPRiDE TWS-Xの開封と付属品

マグネット式の外箱

それでは早速JPRiDEの完全ワイヤレスイヤホン「TWS-X」を開封していくことに。まず早速外箱を開けてみる時にすぐに気づいたのが、この外箱がマグネット式であること。5000円程度の完全ワイヤレスイヤホンとなると、かなり手を抜いた外箱に入っていることが多いのですが、JPRiDEは5000円台の低価格でありながらも外箱はしっかりとした箱。これはかなり期待できそう。

TWS-Xの開封

外箱を開けてみると、蓋裏側にJPRiDEのブランドコンセプトデザインがカッコよく印刷されており、そして右側にはしっかりとした内箱がありその中にイヤホン本体とその付属品が封入されていました。

TWS-Xの付属品

JPRiDE「TWS-X」のパッケージの中身は、TWS-Xイヤホン本体と充電ケース、イヤーピース(2種類5ペア)、USB Type-Cケーブル、取扱説明書、ガイダンス、ブランド小冊子、割引クーポン、保証書が入っていました。

ちなみにメーカー正規保証は12カ月。また、購入後30日間であれば無料で返品も出来るとのこと。さらに割引クーポンを活用することで次回以降JPRiDE製商品を10%OFFで購入することが可能。低価格帯の商品の割には、結構購入後のサービス面も充実している印象です。

JPRiDE TWS-Xの外観

TWS-X充電ケースの外観

それでは、JPRiDEの完全ワイヤレスイヤホン「TWS-X」の外観をレビューしていきます。まずは、TWS-Xの充電ケースをチェック。充電ケースの見た目はかなりシンプル。JPRiDEという文字もロゴもなく、マット仕上げでブラックカラー一色だけのとにかくシンプルなデザイン。正直、個人的にはアクセントとしてJPRiDEのロゴマークがあっても良かったかなと思います。

TWS-X充電ケースの大きさ

TWS-Xの充電ケースの見た目での大きな特徴は、かなり小さいこと。サイズは、H35xW65xD35mm。上記の写真はiPhone 12 miniと卵との大きさ比較ですが、見ての通りサイズ感はかなり卵に近いものがあります。手に持ってみた感じも、ちょっとスリムな卵といったところ。

TWS-XのUSB-Type Cのポート

充電ケースの背面にUSB Type-Cケーブルを挿すための充電用ポートがあります。Type-C対応ケースなので、他のType-C対応デバイスと共有のケーブルを使用することが可能。

TWS-XのLEDランプ

充電中は充電ケース前面のLEDライトが点灯する仕組み。LEDライトは三つあり、左一つのみが点滅している状態は電離残量が33%以下、左一つが点灯し真ん中が点滅している状態は電池残量33~67%、左と真ん中の二つが点灯し右が点滅している状態は電池残量67%、三つが点灯した状態が電池残量100%。LEDライトは青ではなく白に光るので、個人的に光り方はかなり好み。

TWS-X充電ケースを開ける

充電ケースを開けてみると、主役であるTWS-Xイヤホン本体が登場。充電ケースがかなり小さいため、充電ケース内部の収納部は無駄の無い作りとなっており、そこにTW-Xイヤホン本体二つがコンパクトに収められています。

TWS-Xの充電ケースの中身

充電ケースの蓋裏側もイヤホン上部部分を収納するためのスペースとなっており、さらにそこにはイヤホンを傷付けないためのクッション素材が貼られていました。

充電ケースから取り出したTWS-Xイヤホン

早速充電ケースからTWS-Xイヤホン本体を取り出し、イヤホン本体の外観を見ていきましょう。正直、イヤホン本体のデザインは率直に言ってかなりカッコイイです。個人的にJPRiDEのロゴマークがかなり好き。

TWS-XのJPRiDEロゴ

TWS-Xイヤホンの外観は基本的に黒一色で統一されたシンプルなデザイン。ハウジング前面にアクセントとしてJPRiDEのロゴがあるのみ。また、このロゴマークがある部分がタッチセンサー式のマルチファンクションボタン(MFB)となっており、この部分をタッチすることで音楽コントロールをすることが出来ます。

また、イヤホン全体は基本的にマットな仕上げのデザインですが、ロゴマークのあるハウジング前面の縁部分のみ光沢感のあるピアノブラック仕上げとなっていてお洒落。

TWS-Xイヤホンの側面

さらに側面から見てみると、完全な同じ黒色のワントーンではなく、微妙に色味の違い黒のツートンカラーとなっています。ピアノブラック仕上げのすぐ隣は深い黒ですが、そのすぐ隣はやや浅めの黒。全体的にシンプルなデザインで光沢感の少ないデザインですが、実際に手にとってみてみると質感の良さや高級感を感じることが出来ます。個人的にイヤホン本体は申し分ないぐらいお洒落でカッコイイと思います。

TWS-Xイヤホンの裏面

またイヤホンの耳側となる部分はやや凹んだような形状となっています。この形状が耳へのフィット感を増すとのこと。また、L(R)の表記がさり気なくあります。

TWS-Xイヤーピース

イヤーピースはデフォルトでイヤホン本体に付いているものを含め、全2種類の5ペア。半透明で浅い作りのものと黒い深い作りのもの2種類。黒く深い作りのイヤーピースの方が密閉性が高く、個人的にはデフォルトでついているものからこちらに取り換えた方が好みのフィット感でした。

JPRiDE TWS-Xのペアリング方法

TWS-Xペアリング方法①

JPRiDEのペアリング方法は簡単です。ただし、場合によっては上手くペアリング出来ないこともあるため、詳しくペアリングの方法を紹介していきます。まずTWS-X購入後最初にするべきことは、充電用ケースからイヤホン本体を取り出しイヤホン本体についている絶縁シールを取り外すこと。

TWS-Xペアリング方法②

次にイヤホンを一旦充電用ケースへと戻します。

TWS-Xペアリング方法③

次に再度イヤホンを充電用ケースから取り出します。この時、左側(L)のイヤホンが自動的にペアリングモードとなり、青と白に交互に光るはずです。

TWS-Xペアリング方法④

次にiPhone(スマホ)のBlueboothメニューを開き、Bluetoothをオンにし、TWS-Xイヤホンとペアリングします。やることは、Bluetoothメニュー下部の「その他のデバイス」という項目に表示される「L-JPRiDE TWS-X」をタップするだけ。これでペアリングは完了し、イヤホンを使って音楽が聴けるはず。

TW-Sペアリング方法⑤

場合によっては、左側のイヤホンからは音楽が流れるのに右側からは音楽が流れないということもあります。その場合は、一旦イヤホンを充電ケースへと戻しましょう。そして、充電ケースからイヤホンを取り出すと、両方のイヤホンから音楽が流れるようになっているはずです。

また、次回以降はこのペアリング作業は不要です。充電ケースからイヤホンを取り出すだけで自動的にiPhone(スマホ)とイヤホンが接続する仕組みとなるため、イヤホンを使用したい時に充電ケースからイヤホンを取り出して耳にセットし、スマホの音楽アプリを再生するだけ。

TWS-Xを片耳(左耳)で使用する方法

TWS-Xを片耳(左)で聴く方法

JPRiDEのTWS-Xは片耳だけでも使用出来ます。左側(L)のイヤホンのみを使用する場合は、充電ケースから左側(L)のイヤホンだけを取り出したら、もうそれだけで片側のみで使用出来る状態になっています。

TWS-Xを片耳(右耳)で使用する方法

TW-Sを片耳(右)で聴く方法

JPRiDEのTWS-Xを右側(R)のみで使用したい場合は、右側(R)の登録も必要です。先ほどのペアリング設定で登録したのは、左側(L)のみ。完全ワイヤレスイヤホンは片側が親機となりスマホと直接接続し、そしてその親機がもう片側の子機と接続する仕組みになっています。そのため、右側(R)のみで使用したい場合は、右側も親機としての登録が必要。

やり方は、充電ケースから右側(L)のみを取り出し、iPhone(スマホ)のBluetoothメニュー下部のその他のデバイス項目に表示される「R-JPRiDE TWS-X」をタップするのみ。LとR両方を登録しておけば、どちら側を取り出した場合でも片側のみで使用出来ます。

JPRiDE TWS-Xの操作方法

JPRiDE TWS-X操作方法
電源オンイヤホンをケースから取り出す/LorRを6秒間長押し
電源オフイヤホンをケースに戻す/LorRを6秒間長押し
ペアリングモードL・Rが電源オフの状態でL・Rを4秒間長押し、電源オンになってもさらに4秒間長押し
再生/一時停止Rをダブルタップ(L単体使用時はLをダブルタップ)
音量を上げるRをトリプルタップ
音量を下げるLをトリプルタップ
前の曲へ(曲戻し)Lを2秒長押し
次の曲へ(曲送り)Rを2秒長押し
着信に応答LorRをタップ
着用に応答せず切るLorRを2秒間長押し
電話を切るLorRをタップ
音声アシスタントを呼ぶLをダブルタップ

JPRiDEのTWS-Xの操作は、イヤホン本体のJPRiDEのロゴマークの部分をタップ(タッチ)することで操作出来ます。一回タッチする、二回タッチする、山三回タッチする、長押しするといったような押し方次第で様々な操作が可能です。各操作方法は上記の表の通りです。

物理ボタンではなくタッチセンサー式のため、使いこなすのに多少の慣れやコツは必要ではあるものの、実際に使ってみての操作感はまずまずといったところ。若干センサー感度が鈍く、タッチしてから0.5秒ぐらいのタイムラグみたいなものはあるものの、普通に問題なく操作は出来ます。タッチセンサー式で多少のタイムラグがあるのはある程度仕方ないことなので、特別操作がしにくいとは感じませんでした。

ただし、不満は音量の上げ下げに3回タッチが必要であるためその操作は少々面倒。また、イヤホン片側のみで使用する場合は、再生/一時停止の操作は出来るものの、音量の上げ下げと曲の送り戻しは出来ません。

JPRiDE TWS-Xの装着感

TWS-Xの装着画像

JPRiDEのTWS-Xを早速装着し色々と音楽を聴いてみましたが、装着感は正直普通です。特別良くもなく、特別悪くもない、ごくごく普通の装着感。ただし、装着感が悪いわけではなく、しっかりと耳にフィットはするので普通に生活の中で使用する分には耳から落ちたりすることはないという印象です。さすがにランニングなどのアクティブなシーンでは、ちょっと落ちそうでこわいといった感じ。普段使い用としてはオススメですが、スポーツ用途としては正直別のもっとフィット感の良いものを選んだ方が良さそうです。

TWS-Xの2種類のイヤーピース

ちなみにイヤーピースは2種類5ペアとそれなりに付属されているので、ほとんどの人の耳にしっかりと合わせることが出来ます。2種類は、黒色の深いタイプと半透明の浅いタイプとありますが、深いタイプの方が密閉性が高くフィット感も良いです。一方、浅いタイプは装着時のストレスが少なく、また音量も少しこっちの方が大きく聞こえる感じがしました。

JPRiDE TWS-Xの音質

TWS-Xイヤホンと音楽再生中のスマホ

JPRiDEのTWS-Xの音質はどれほどのものか。基本的に普段は「Amazon Music Unlimited」で最新のJ-POPやポップスを中心に聴いているのですが、率直に音質は十分満足できるレベルでした。正直、「5,000円の割にこの音質はすごい!」と凄く感動するようなレベルではないものの、普通に買って良かったと思えるぐらいの満足度はあります。

基本的に低音域は価格以上に良いものを感じます。一方、中高音域は価格相応かちょっと良いかなぐらい。全体のバランスは特に低音に偏り過ぎた感じはなく、バランスの良い仕上げになっているため気持ちよく音楽を聴くことが出来ます。

TWS-Xイヤホンとミュージックビデオ再生中のスマホ

また、遅延はあるのかYouTube動画や「Amazon Music Unlimited」のビデオミュージックも見てみましたが特別気になるレベルの遅延は感じませんでした。普通に音楽鑑賞だけではなく、映画観賞用としても使えそうです。

JPRiDE TWS-X、感動するレベルの音質ではないものの高級感有りで満足度は高い!普通にオススメ!!

JPRiDEのイヤホン

今回、評判の高いJPRiDEの完全ワイヤレスイヤホン「TWS-X」を購入し使ってみましたが、十分満足できるイヤホンでした。まず、シンプルでありながらもさり気ないお洒落が光り、高級感もあるイヤホン本体のデザインがかなり気に入りました。また、音質は感動するレベルではなかったものの十分買って良かったと思えるぐらいのものでした。

5000円あたりで見た目に高級感があり、シンプルでさり気ないお洒落が光る、そして音質もしっかり良い、そんな完全ワイヤレスイヤホンを探している人にJPRiDEのTWS-Xはオススメです。

ガジェット好きにおすすめの記事
関連記事