自宅で美味しいアイスコーヒーを簡単に作りたいなら、ハリオの水出しコーヒーボトルがオススメ。急冷式アイスコーヒーとは違い、お湯を沸かしたり、面倒なハンドドリップをしたり、大量の氷を準備したりする必要はありません。ボトルのフィルターにコーヒー粉を入れ水を注ぎ、あとは冷蔵庫に入れて待つだけ。手軽にすっきりとまろやかでゴクゴクと飲めるアイスコーヒーが作られるので、かなり便利。この記事では、実際に買って使ってみたハリオのコーヒーボトル「フィルターインボトルコーヒー(FIC-70CBR)」のレビューを含め、詳しく紹介しています。
目次
ハリオの「水出しコーヒーボトル」とは
水出しコーヒーボトルとは、コーヒー粉と水を準備するだけで誰でも簡単に美味しい水出しコーヒーを作られるコーヒー器具です。ちなみに水出しコーヒーとは、通常のコーヒーとは違いお湯ではなく水を使って低温抽出するコーヒーのこと。別名はコールドブリューコーヒーやダッチコーヒー。低温でじっくり時間をかけて抽出されるため、苦味やえぐみが出にくくすっきりとまろやかな味わいが特長とされています。特に冷たいアイスコーヒーをゴクゴクと飲みたい夏場に人気があります。
水出しコーヒーボトルなるものは一応いくつかのメーカーが販売しているみたいですが、圧倒的人気はハリオ(HARIO)です。ハリオは1921年日本で創業した耐熱ガラスメーカー。その急熱・急冷に強い優れた耐熱ガラスを使用し、多くのコーヒーファンを唸らせる様々なコーヒー用品を販売しています。その中の一つが、水出しコーヒーボトル。ハリオの耐熱ガラス製水出しコーヒーボトルなら、冷たいアイスコーヒーはもちろん、ホットコーヒーにも熱いお茶にも様々な用途で活用することが出来ます。
ハリオの水出しコーヒーボトル(ポット)は全3種類
フィルターインコーヒーボトル | 水出し珈琲ポット | コールドブリューコーヒージャグ | |
---|---|---|---|
外観 | |||
価格 | 2,500円 | 1,500円 | 6,000円 |
抽出方法 | 浸漬式 | 浸漬式 | 浸漬式 |
サイズ | 幅87x奥行84x高さ300mm | 幅138x奥行94x高さ294mm | 幅100x奥行94x高さ290mm |
重量 | 500g | – | – |
容量 | 5杯用 | 8杯用 | 8杯用 |
抽出時間 | 8時間 | 8時間 | 8時間 |
ハリオの水出しコーヒーボトル(ポット)は、「フィルターインコーヒーボトル(FIC-70)」「水出し珈琲ポット(MCPN-14)」「コールドブリューコーヒージャグ(CBS-10HSV)」の全3種類。どれもコーヒー粉を水に漬け込み冷蔵庫の中で8時間ゆっくり時間をかけ抽出するのは同じ。大きな違いは、見た目と一度に作られるアイスコーヒーの量、そしてちょっとした使い勝手の違い。
①フィルターインコーヒーボトル(FIC-70)
「フィルターインコーヒーボトル(FIC-70)」は、ワインボトルのようなお洒落なデザイン性が特長の水出しコーヒーボトル。3種類の中で一番密閉性は高いため、冷蔵庫の中に入れておいても他の食品へのニオイ映りは気になりません。
②水出し珈琲ポット(MCPN-14)
「水出し珈琲ポット」は、一番安く購入出来る水出しコーヒーポットです。持ち手があるのも便利で、さらにコーヒー粉を入れるフィルターの底部を取り外す出来るため一番お手入れはしやすいのも特徴。
③コールドブリューコーヒージャグ(CBS-10HSV)
「コールドブリューコーヒージャグ」は、フタとストレーナーにステンレスを採用したお洒落で高級感のある見た目が特徴的な水出しコーヒージャグです。
ハリオの水出しコーヒーボトル「フィルターインコーヒーボトル(FIC-70CBR)」を買ってみた
今回、自宅で美味しいアイスコーヒーを飲むために、ハリオの水出しコーヒーボトルを実際に買ってみました。選んだのは、「コーヒーフィルターボトル」のショコラブラン(FIC-70CBR)です。1,000円ぐらい安い水出し珈琲ポット(MCPN-14)とも迷いましたが、ワインボトルのようなお洒落に見た目に魅かれ、コーヒーフィルターボトルを選びました。また、スリムで場所を取らない、密閉性が高く冷蔵庫の中に横置きも出来そうというのもFIC-70CBRを選んだ決め手です。
唯一気になったのが、MCPN-14の方がフィルターの底部を取外しでき手入れがしやすい一方、FIC-70CBRの方はフィルターの底部を取外し出来ないという点。しかし、実際に使ってみたところフィルターの底部を取外し出来ないからといってお手入れが大変と感じることはなかったので、デザイン性でコーヒーフィルターボトルの方を選んで正解でした。
ハリオの水出しコーヒーボトルでアイスコーヒーを作ってみる!
早速ハリオの水出しコーヒーボトル「フィルターインコーヒーボトル(FIC-70CBR)」を使ってアイスコーヒーを作ってみることに。付属の説明書に美味しい水出しコーヒーを作る手順が分かりやすくかかれていたので、作るのはとても簡単でした。まずは、水出しコーヒーボトル本体を3つのパーツへと分解。
メーカー推奨コーヒー豆は、深煎りの中細挽き55g
次にコーヒー豆を準備します。ハリオ推奨のコーヒー豆は、深煎りの中細挽き55g。豆はイオン内にあるコーヒー豆の取扱店であるカフェランテで買った「カフェランテビター(深煎り豆)」。スーパーやドラッグストアで豆(粉)を購入する場合、深煎りと書かれた豆が無い場合がありますが、そんな時はアイスコーヒー用と書かれたものを買っておけば大丈夫です。また、多くの市販粉はペーパーフィルター用に中細挽きになっていることが多いので挽き目が特に記載されていなくても大丈夫。
予め粉になっているもの、またはお店の人に粉に挽いてもらった方が手軽なのですが、せっかくなので豆のまま購入し自分でミルを使い中細挽きにしてみました。
美味しい水出しコーヒーの作り方はとても簡単
ハリオ推奨の深煎り豆の中細挽き55gを準備したら、ストレーナーと呼ばれるパーツ内部にコーヒー粉を全部入れます。ストレーナーは上ストレーナーと下ストレーナーの2つのパーツで構成されているので、フタの役割をしている上ストレーナーを外し下ストレーナーにコーヒー豆を投入します。コーヒー豆を無事入れたら、上ストレーナーをはめ合わせフタをします。
次に注ぎ口にストレーナーをセットします。注ぎ口の裏側にストレーナー上部の突起物をはめ込むところがあるのではめこみます。
次にストレーナーがセットされてい注ぎ口をガラスボトルにセットします。
最後に注ぎ口の栓をとり、注ぎ口から水を中に注ぎ入れます。注ぎ入れる水の量は700ml。
説明書によると、ガラスボトル内のストレーナーの白いメッシュ部分とストレーナー本体との境目が丁度700mlにあたるみたいです。いちいち注ぐ水700mlを測るのは面倒なのでこの境目を目印にして入れてみましょう。
無事水を注ぎ入れたらあとは冷蔵庫に入れて8時間待つのみ。フィルターインコーヒーボトルはスリムなボトルデザインなので、普通に冷蔵庫のドアポケットに問題なく入れることが出来ました。また、びっくりしたのが意外とこの段階で既に色が濃く出ていて美味しそうな感じになっています。でもさすがにこの段階で飲んで美味しいわけはないので例え美味しそうな色味でもグッと我慢です。
8時間待ち無事水出しコーヒーの完成。コーヒー粉入りのストレーナーを抜いたため嵩が減り、思っていたよりも少ない感じの見た目となっていますが、本当に簡単に水出しコーヒーを作ることが出来ました。
ハリオの水出しコーヒーボトルで作ったアイスコーヒー、ウマい!!
早速、出来上がった水出しコーヒーを飲んでみることに。ボトルの栓を外しコップにコーヒーを注ぎ入れる様は、まるでワインボトルからグラスにワインを注ぎ入れているかのような本当にお洒落な見た目。この水出しコーヒーボトルのデザインに関しては本当に100%大満足。コーヒーをコップに注ぐのが毎回楽しみになるぐらい、本当に最高のデザイン。
そして、出来上がった水出しコーヒーの味も最高に美味しい!!もう夏はわざわざ外でアイスコーヒー買うことはなくなりそうなぐらい本当に美味しい。メッシュフィルターでコーヒーオイルもほどよく溶け込みコクがあるのでミルクを入れて飲んでみても非常に美味しかったです。
ウマいけど、ハリオの水出しコーヒーボトルにはデメリットもある!
ハリオの水出しコーヒーボトルで作ったアイスコーヒーは本当にウマい。でも、大きなデメリットもあります。それが、出来上がるのに8時間もかかること。アイスコーヒーを飲みたくなってすぐに作られるようなものではないので、予め作っておく必要があります。その点は不便。ただし、夜10時に作っておけば朝6時に出来上がるので、そのデメリットも多くの場合はカバー出来ると思います。
また、家族みんなで飲む場合、5杯専用ボトルなのですぐになくなってしまい毎日のように作る必要があるため、コーヒーを飲む家族が多い場合は8杯用の水出し珈琲ポット(MCPN-14)の方を買っておく方が良いでしょう。
美味しいアイスコーヒーを飲むなら、ハリオの水出しコーヒーボトルを活用するのがオススメ
今回、美味しいアイスコーヒーを飲むために、ハリオの水出しコーヒーボトルを買って使ってみましたが、メーカーの説明通り本当に簡単に美味しいアイスコーヒーを作ることが出来ました。味はもちろん、ボトルのデザインも最高で、本当に買って良かったアイテムです。低温抽出のために、少々出来上がるのに時間がかかるというデメリットはあるものの、それを気にしないのであれば、かなりオススメの商品です。自宅で手軽に水出しアイスコーヒーを作りたいと思っている人にはオススメ。