今やコンビニエンスストアへ行けば税込100円で“挽きたて・淹れたて”の美味しいコーヒーが飲める時代。いつでもどこでも手軽に安く購入出来るコンビニコーヒーは老若男女問わず大人気。特に人気があるのが、「セブンイレブン(セブンカフェ)」「ローソン(マチカフェ)」「ファミリーマート(ファミマカフェ)」のコンビニ大手三社のコーヒー。
この記事では、どのコンビニコーヒーが美味しいのかを確かめるべく、セブン・ローソン・ファミマの三社のコーヒー(ブラック)とカフェラテをそれぞれ飲み比べ(比較)しています。各コンビニごとのコーヒーの特徴や違いが気になる方は是非参考に。
目次
大手コンビニ三社のカフェブランドの特徴
セブンカフェ(セブンイレブン)
コンビニ業界で最大手であるセブンイレブンが展開するカフェブランド、「セブンカフェ(SEVEN CAFE)」。セブンカフェの特徴は、美味しいブラックコーヒーを提供するのに強いこだわりを持っているところ。そのため、セブンカフェのメニューはコーヒーとカフェラテの2種類のみ。コーヒーマシンは古くからエスプレッソ式ではなくドリップ式を採用し、さらに美味しいドリップコーヒーを淹れる際に重要である蒸らし工程の時間を長くするように工夫しています。そういった努力もあってか、セブンイレブンのコーヒーは年間10億杯超を売り上げるほど日本で一番売れているコーヒーにまで成長。
マチカフェ(ローソン)
大手コンビニの一つであるローソンが展開するカフェブランド、「マチカフェ(MACHI cafe)」。マチカフェの特徴は、店員さんが直接淹れたてのコーヒーを手渡ししてくれるところ。一部の店舗ではセルフ式マシンを導入しているものの、多くの店舗ではレジ裏にあるマシンで店員さんが入れてくれたコーヒーを手渡ししてくれる販売方式を採用しています。また、その他ではカフェメニューの豊富さも魅力で、さらにカフェラテに使用するミルクは生乳100%使用ミルクを使用するなどラテにも力を入れているのが特徴です。
ファミマカフェ(ファミリーマート)
大手コンビニの一つであるファミリーマートが展開するカフェブランド、「ファミマカフェ(FAMIMA CAFE)」。ファミマカフェの特徴は、品質の良さ。独自の徹底した品質チェックをクリアした良質な豆のみを使用し、ペーパードリップ式のコーヒーマシンで美味しいドリップコーヒーを提供しています。さらにラテにも力を入れており、ふわふわミルクのカフェラテが作れるマシンを導入し、カフェ顔負けの本格ラテも提供。カフェメニューでは、スタバのフラペチーノのようなフローズンドリンクであるファミマフラッペも人気があります。
コンビニコーヒー(ブラックコーヒー)を飲み比べ、3社比較!!
セブン「ホットコーヒー(R)」
早速、人気コンビニコーヒーを比較するべく、まずはセブンイレブン(セブンカフェ)で「ホットコーヒー(R)」を税込100円で購入。セブンには白カップのホットコーヒー以外に少し値段高め(税込120円)の赤カップ「グアテマラブレンド」もありましたが、今回は定番コーヒーの比較のために普通の白カップをチョイス。
ちなみに、セブンのホットコーヒーは、2018年の刷新により豆の使用量が1割増え、焙煎方法はトリプル焙煎となり、さらに蒸らし工程を長くすることで、「よりコクと香りのあるコーヒー」に仕上がっているとのこと。
早速ニオイをかいでみると、香ばしい良い香り。コンビニコーヒーとしては香りがしっかりとしている印象。飲んでみると、非常に飲みやすい。コーヒー本来の甘味を感じることが出来、さらに酸味と苦味はどちらも強すぎることはなくバランスの良い味わい。それなりにコクもあり美味しいブラック。ブラックコーヒーが苦手という人でも、結構そのままイケるぐらい飲みやすいブラックです。
ローソン「コーヒー(S)」
次にローソン(マチカフェ)で定番の「コーヒー(S)」を税込100円で購入。ローソンは大手コンビニ三社の中で唯一エスプレッソ式コーヒーマシンを採用。このコーヒーも、ドリップコーヒーではなく、エスプレッソ抽出したものをお湯で薄めたもの。そのため厳密にはアメリカーノ。そのため、中身を見てみると通常のドリップコーヒーとは違いエスプレッソ特有のクレマ(泡)のようなものを確認出来ます。
ローソンのコーヒー、早速ニオイをかいでみると、ニオイはかなり強め。ドリップコーヒーらしい香ばしい香りとはまた違ったクセのある香り。飲んでみると、かなり苦味強め。全体的にコクは弱めでスッキリと飲みやすいのですが、苦味がかなり強いという印象。
ファミマ「ブレンド(S)」
次にファミリーマート(ファミマカフェ)で定番の「ブレンド(S)」を税込100円で購入。ファミマのブレンドコーヒーは、普通のもの違いに同じ価格で濃いめを選ぶことも出来ますが今回は普通のものを選択。
ちなみに、このファミマのブレンドコーヒーは、2020年にリニューアル。コーヒー抽出の世界最高峰の大会である「World Brewers Cup 2016」においてアジア人初の優勝を果たしたバリスタ・粕谷哲さんと共同で開発したとのこと。
ファミマのブレンドコーヒー、ニオイは上品な香り。飲んでみると、酸味と苦味のバランスが良く非常に飲みやすい印象。セブン同様ブラックで飲みやすいコーヒーですが、ファミマの方がより味に深みがある味わい。
コンビニコーヒー(ブラック)のオススメはどこ??
セブン | ローソン | ファミマ | |
香り | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
---|---|---|---|
酸味 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
甘味 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
苦味 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
コク | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
セブンイレブンとローソン、ファミマのコンビニコーヒー、どれも美味しいコーヒー(ブラック)でしたが、敢えて順位をつけるとしたら個人的には「1位ファミマ2位セブンイレブン3位ローソン」といったところ。ブラックでも飲みやすく、さらに深みのある味わいのファミマが個人的に好みでした。
ブラックで飲みやすいのがファミマとセブン。その中でよりコーヒーらしい味わいを求めるならファミマ、よりすっきりとした飲みやすさを求めるならセブンがオススメ。
また、ガツンと来る強い苦味を好む、エスプレッソのお湯割りであるアメリカーノが好きならローソンがオススメ。
コンビニコーヒー(カフェラテ)飲み比べ、3社比較!!
セブン「ホットカフェラテ(R)」
ブラックコーヒーの次はカフェラテを比較してみることに。まずは、セブンイレブン(セブンカフェ)で「ホットカフェラテ(M)」を税込100円で購入。セブンでブラックを注文すると白色のカップですが、カフェラテは薄い茶色のカップ。ちなみに、セブンイレブンのカフェラテは、セブンオリジナルの専用ミルクを使用し、まろやかな口当たりでクリーミーな味わいが特徴とのこと。
早速、セブンのカフェラテを飲んでみると、甘い。砂糖を入れていないのに人工的な甘味を感じる。おそらく専用ミルクにある程度の甘味料が入っているのでしょうか、普通のカフェラテにはない甘味を感じます。全体的にコーヒー感は弱めで、専用ミルクのミルク感と甘味が目立つため、甘いカフェラテが好きな人にぴったり。
ローソン「カフェラテ(M)」
次にローソンで「カフェラテ(M)」を税込150円で購入。セブンは、カフェラテもコーヒー同様に税込100円の最小サイズがありますが、ローソンではカフェラテは税込150円のMサイズが最小サイズ。カップはコーヒーの黒色から白色にチェンジ。ちなみにローソンのカフェラテは、地域ごとに指定された生乳100%使用ミルクを使用し、ミルクへの強いこだわりがあるのが特徴とのこと。
早速ローソンのカフェラテを飲んでみると、ミルク感とともにコーヒー感もしっかりと感じることが出来ました。エスプレッソ式マシンを採用しているだけあって、しっかりとコーヒーの苦味も感じることが出来ます。さらにミルクの自然な甘みも。コーヒーの苦味がある本格カフェラテを求める人にぴったり。
ファミマ「カフェラテ(M)」
次にファミリーマート(ファミマカフェ)で「カフェラテ(M)」を税込150円で購入。ファミマもローソン同様、カフェラテは税込150円のMサイズが最小サイズ。カップは派手な赤色。ちなみにファミマのカフェラテは、2018年導入マシンにより専門店のようなふわふわミルクが乗った本格的なカフェラテが楽しめるようになっているとのこと。
ファミマのカフェラテはとにかく泡がきめ細かい。他のコンビニのカフェラテの上に乗っているミルクとは全然レベルの違う本格的なふわふわミルク。飲んでみると、予想通り口当たりも良い。味わいとしてはミルク感強め。ローソンに比べるとコーヒーの苦味は弱めですが、味のバランスが良く飲みやすいカフェラテです。
コンビニコーヒー(カフェラテ)のオススメはどこ??
セブン | ローソン | ファミマ | |
香り | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
---|---|---|---|
ミルク感 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
コーヒー感 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
甘味 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
コク | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
セブン、ローソン、ファミマのカフェラテは、それぞれに良さがあり、どれも美味しく飲むことが出来ました。個人的に順位を付けるとしたら、「1位ローソン2位ファミマ3位セブン」といったところ。エスプレッソ抽出でしっかりとコーヒー感のあるローソンのカフェラテが個人的に好みでした。
苦味のあるカフェラテを好むならローソン、バランスが良く飲みやすいカフェラテを好むならファミマ、甘いカフェラテを好むならセブンがオススメ。
自分好みのコンビニコーヒーを見つけてみよう
今回改めて普段から良く飲んでいるコンビニコーヒーの味わいを比較してみました。比較してみると、セブンイレブンとローソン、ファミマそれぞれのコーヒー(ブラック)、カフェラテに香り、味わいで大きな違いがあることが分かりました。一言でコンビニコーヒーと言っても、各社それぞれで違いが結構あるため、自分好みのコンビニコーヒーを見つけてみると良いでしょう。
保温保冷できるコンビニカップがあると便利
コンビニコーヒーを飲む際、パール金属が販売するコンビ二コーヒー専用保温保冷ホルダーである「コンビニカップ」があると便利です。セブンやファミマ、ローソンのホットコーヒーを紙カップのまま、アイスコーヒーをプラカップのまま入れて保温保冷出来るので、凄く便利です。
▼セブンのアイスR、ファミマとローソンのアイスSに対応
▼セブンのアイスL、ファミマとローソンのアイスMに対応
▼セブンのホットR、ファミマとローソンのホットSに対応
▼セブンのホットL、ファミマとローソンのホットMに対応