業務スーパーの珈琲コーナーにて、「ラグジュアリッチ(Luxurich)」という内容量400gで税込価格397円の激安コーヒー豆を発見。単純に値段だけで考えると一杯(12g)あたり約12円なので市販コーヒー豆としてはコスパは最強クラス。果たして肝心の味はどうか、値段通りまずいのか予想外に美味しいのか、今回試しに定番のラグジュアリッチコーヒー(白)とモカブレンド(赤)の2種類を買って飲んでみることにしました。この記事では、ラグジュアリッチの特徴や淹れ方、試飲レビューを詳しく紹介しています。
目次
業務スーパーのコーヒー豆「ラグジュアリッチ」を2種類買ってみた
今回、業務スーパーの珈琲売り場にて見つけた「ラグジュアリッチ」という商品名のコーヒー豆を買ってみました。ラグジュアリッチコーヒーは、業務スーパーを運営する神戸物産のグループ会社である珈琲まめ工房が製造する、いわば業務スーパーオリジナルの商品。今回、定番のラグアリッチコーヒー(ブラジル&コロンビア)とモカブレンド(ブラジル&エチオピア)の2種類を選びましたが、その他にも青パッケージのグアテマラブレンド(ブラジル&グアテマラ)と緑パッケージのキリマンジャロブレンド(ブラジル&タンザニア)の計4種類あります。
ラグジュアリッチは、内容量400gで税込397円、100gで税込100円を切る激安コーヒー豆ですが、結構こだわりを持って製造されているようです。使用しているコーヒー豆は風味が劣ると言われる安価なカネフォラ種(ロブスタ種)ではなく、喫茶店やカフェで使われている風味の良い高価なアラビカ種。焙煎は美味しさを追求するために、コーヒー豆をブレンドする前にローストする単品焙煎を採用。さらに、包装後のコーヒー豆の鮮度を守るために特殊バルブ付き包装を採用。ラグジュアリッチは、単純に安いだけの商品ではなく、業務スーパーなりの強いこだわりを感じる商品です。
ラグジュアリッチコーヒー(ブラジル&コロンビア)
ラグジュアリッチシリーズは全部で4種類ありますが、今回選んだ一つ目は、おそらくシリーズの中で一番人気であろう定番の白パッケージのラグジュアリッチコーヒー。コーヒー豆はブラジルとコロンビア産のブレンド。焙煎度合いはシティーロースト(中深煎り)。コーヒーらしい香ばしい香りとキレのある苦味が特徴とのこと。
ラグジュアリッチコーヒーの豆を取り出してみるとこんな感じ。シティーローストですが、色味はかなり黒く、コーヒーオイルがたくさん滲み出ているのかテカテカした見た目。香りは、確かにしっかりとした香ばしさを感じます。
ちなみにラグジュアリッチシリーズは、豆だけではなく予め挽いてある粉での販売もあります。今回は、挽きたての美味しいコーヒーを飲みたかったので粉ではなく豆を選びましたが、挽くのが面倒、自宅にコーヒーミルが無いという場合は、粉を選ぶと良いでしょう。また、パッケージデザインは豆と粉ではメインの色意外は全然違うので、豆と粉を間違えて買ってしまう心配はあまり無いと思います。
ラグジュアリッチモカブレンド(ブラジル&エチオピア)
今回選んだもう一つは、赤パッケージのモカブレンド。ブラジルコーヒーとエチオピア産モカのブレンド。焙煎度合いは、白パッケージよりも浅めのハイロースト(中煎り)。柑橘系の爽やかな酸味、パッションフルーツのような甘味とコクが特徴のモカと、キレのある苦味が特徴のブラジル産コーヒーをブレンドし、モカの繊細な酸味を余すことなく引き出すための中煎り仕上げたとのこと。
ラグジュアリッチモカブレンドのコーヒー豆を取り出してみるとこんな感じ。明らかに白パッケージよりは明るめの色味で、あまり艶もなくマットな質感。香りは白同様に香ばしさはあるものの、ほんのりと甘味も感じる印象。
業務スーパーのコーヒー豆「ラグジュアリッチ」の淹れ方
それでは早速業務スーパーで購入した激安コーヒー豆「ラグジュアリッチ」でドリップコーヒーを淹れていきます。基本的には、パッケージ裏に記載されている“美味しい淹れ方”を参考に作っていきます。最初にすることは、コーヒーミルを使ってコーヒー豆を粉状に挽くこと。あらかじめ粉になっているものを購入した場合はこの挽く作業は不要です。
パッケージ裏面に記載されている通り、一杯(150ml)に使用するコーヒー豆は12g。その12gのコーヒー豆をコーヒーミルを使用し、ペーパードリップで一般的な挽き目である中細挽きにしました。粉で購入したラグジュアリッチは既にパッケージを開けた段階で、この中細挽きの粉状になっているはずです。
豆を無事挽くことが出来たら、ハンドドリップでコーヒーを抽出するために、コーヒードリッパーとペーパーフィルター、コーヒーサーバーを用意。ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、そこに先ほど挽いたコーヒー粉を入れて平らにならしたら準備完了。ちなみに今回は、コーヒー受けにコーヒーサーバーではなくマグカップ(耐熱ガラス製)をそのまま使用しています。
ハンドドリップの準備が完了したら、いよいよ粉にお湯を注いでいきます。その際、お湯を注ぎやすい細口のコーヒーポットがあると便利です。
最初は蒸らし。少量のお湯を粉全体へそっと注ぎ30秒程度待ちます。この蒸らしの工程を経ることで、その後にコーヒーの美味しい成分が出やすくなります。また、粉にお湯を注ぐと鮮度の良いコーヒー豆だと膨らんでくるのですが、業務スーパーのこの激安コーヒー豆、意外とそこそこ膨らみます。スーパーの珈琲豆だと膨らまないものが多いのですが、ラグジュアリッチは鮮度はそこそこ良さそうです。
蒸らしの後は、数回に分けてお湯を注ぐだけ。今回抽出するのは150mlなので、180mlのお湯を注げば出来上がり量150mlとなります。なので、蒸らしのために注いだお湯も含め合計180mlのお湯を数回に分けて注ぐ感じです。
お湯を合計180ml投入し、無事150mlのコーヒーが出来上がりました。見た目は一杯約12円の激安コーヒーとは思えないぐらい、普通に美味しそうなドリップコーヒーです。
業務スーパーのコーヒー豆「ラグジュアリッチ」を飲んでみる
業務スーパーの激安コーヒー豆「ラグジュアリッチ」で淹れたコーヒーを早速飲んでみることに。まずは、定番の白パッケージのラグジュアリッチコーヒー(ブラジル&コロンビア)から。このコーヒー、香ばしいアロマが特徴とのことですが、正直香りはかなり弱め。うっすらと香ばしい香りは感じるものの、香りを楽しめるといったレベルではありません。
飲んでみると、味はしっかり苦味のあるコーヒー。薄いこともなく、しっかりとコーヒーの味が出ています。酸味はほぼなく、苦味中心の味わい。苦味の質はそれほど良くなく、多少の雑味は感じるものの、十分美味しく飲める味わいです。もちろん、本当に美味しいコーヒーに比べたら味は大きく劣るものの、価格を考慮すると自宅でガブガブ飲むコーヒーとしては全然有りな味で、コスパは最強!!
次に赤パッケージのラグジュアリッチモカブレンド(ブラジル&エチオピア)。こちらも白パッケージ同様に香りはかなり弱め。ただし、白パッケージにはなかった甘い香りを本当にうっすらとですが感じることが出来ました。
飲んでみると、先ほどの白パッケージにはなかった酸味と甘みを感じることが出来ました。酸味はあるものの酸っぱい嫌な酸味ではなく柔らかいやさしい酸味。全体的に酸味、甘味、苦味のバランスが良く個人的には赤の方が好きです。白同様多少の雑味は感じたものの、こちらのモカブレンドも間違いなく市販コーヒー豆としてはコスパ最強です。
業務スーパーのコーヒー豆「ラグジュアリッチ」は安くてそこそこウマい、コスパは最強!!
今回、業務スーパーで400g税込397円の激安コーヒー豆「ラグジュアリッチシリーズ」を買って飲んでみましたが、間違いなく市販コーヒー豆としてはコスパ最強だと感じました。価格が安く、味もそこそこ美味しいので、自宅で毎日ガブガブとたくさんコーヒーを飲むという人にはかなりオススメ。苦味の強いコーヒーが好き、カフェオレにして飲むのが好きという人には白のラグジュアリッチコーヒー、バランスの良いコーヒーが飲みたいという人には赤のラグジュアリッチモカブレンドがオススメです。
業務スーパー「ラグジュアリッチ(白)」の詳細情報
商品名 | ラグジュアリッチコーヒー(ブラジル&コロンビア) |
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品名 | レギュラーコーヒー |
価格 | 397円 |
内容量 | 400g |
原材料 | コーヒー豆(生豆生産国名:ブラジル,コロンビア) |
焙煎 | シティーロースト(中深煎り) |
保存方法 | 直射日光,高温多湿を避けて保存 |
賞味期限 | 約10カ月 |
製造者 | 珈琲まめ工房 |
業務スーパー「ラグジュアリッチ(赤)」の詳細情報
商品名 | ラグジュアリッチモカブレンド(ブラジル&エチオピア) |
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品名 | レギュラーコーヒー |
価格 | 397円 |
内容量 | 400g |
原材料 | コーヒー豆(生豆生産国名:ブラジル,エチオピア) |
焙煎 | ハイロースト(中煎り) |
保存方法 | 直射日光,高温多湿を避けて保存 |
賞味期限 | 約10カ月 |
製造者 | 珈琲まめ工房 |