ランニングを始めてスポーツタイツ(ランニングタイツ)を初めて買って、1年以上履いて走ってみました。最初は男がタイツを履くことに多少の抵抗感があったものの、実際に履いてみると見た目にも実用性にも凄く良かったです。
最初は「あまり大した効果はないかな」と思っていましたが、ハーフマラソンやフルマラソンで履いて走ってみると凄く走りやすかったです。もちろん、良いことばかりではなく、デメリットみたいなところもあります。
この記事では、ランニングを始めたのがきっかけでスポーツタイツ(ランニングタイツ)を1年履いてみて感じた、メリットとデメリットについて紹介してみたいと思います。
目次
ランニングタイツとは
ランニングタイツ(スポーツタイツ)とは、ランニングを始め様々なスポーツ・アウトドアシーンで着用する機能性タイツ(スパッツ)のことです。
一般的にスポーツタイツは、着圧機能によって筋肉の無駄な動きを抑制し、筋肉疲労を軽減するのに効果があると言われています。そのため、僕のようなランニングを始めたばかりの初心者ランナーから各スポーツ界のトップアスリートまで、多くの人がスポーツタイツを練習や大会で着用しているようです。
ランニングタイツの一般的な効果
- 怪我予防
- 疲労軽減
- 日焼け防止
- 防寒
一般的に良く言われるランニングタイツ(スポーツタイツ)の効果は、「怪我予防」「疲労軽減」「日焼け防止」「防寒」といったところです。
特に怪我予防、疲労軽減といったところが多くのランナーが、ランニングタイツを着用する大きな理由になっているみたいです。僕の、初めてランニングタイツを買った理由は、膝や股関節の痛みを抑えたい、初めてのハーフマラソンやフルマラソンを少しでも楽に走りたいといったところです。
ワコールCW-Xのエキスパートモデルを買って1年以上使ってみた
初めてのランニングタイツ、買ったのはワコールの展開する人気スポーツタイツブランド“CW-X(シーダブリューエックス)”の「エキスパートモデル」です。
CW-Xはランニングタイツで一番有名なブランドです。ランニングシューズで言えばアシックスのような存在です。機能性に優れたタイツなので、メーカー選びは迷わずCW-Xに決めました。
そしてモデルは一番人気の「エキスパートモデル」。エキスパートと聞くと、「エリートランナー向けのタイツなのかな」と思ってしまいますが、エキスパートモデルはCW-Xのスタンダードモデルであり、初心者ランナーにオススメのモデルなんです。これより上のモデルは「スタビライクスモデル」「ジェネレーターモデル」とありますが、お値段がかなり高くなるし、サポートが強い分硬いので履きにくいし動きにくいです。
価格、サポート性、動きやすさといったバランスが一番良かったのがエキスパートモデル。なので、僕はエキスパートモデルを選びました。
ランニングタイツを履いてみて分かった、メリット
メリット①足回りの怪我予防
ランニングタイツは足回りの怪我予防に良かったです。
僕はランニングを始めた当初、膝・股関節を痛めることが多かったです。走る距離が伸びたり、走る頻度を増やしたりすると膝が痛む、そして走るペースを上げると股関節が痛むといった具合でした。
ランニングタイツを履いてから全く痛みが無くなったというわけではありませんが、膝・股関節の痛みが出る頻度はかなり少なくなりました。フルマラソンを走る時も練習の最長距離は15kmぐらいでしたが、本番当日足が痛むことなく無事完走を果たすことが出来ました。
メリット②走りやすい
ランニングタイツを履くと走りやすいです。
短い距離(1~3km)ぐらいだとそれほど走りやすさを実感することはありませんが、5km以上になるとタイツを履いている時の方が走りやすいというのが良く分かります。初めてハーフマラソン、フルマラソンを走った時もタイツを履いていたおかげで無事最後まで走ることが出来ました。
メリット③股擦れしない
タイツは股擦れ予防にもなるのが嬉しいです。
短パン一枚で長い距離を走るとたまに股擦れが気になることがありますが、タイツを履いていると股擦れが気になることはありません。ハーフマラソンやフルマラソンでは20~25km過ぎぐらいから股擦れが気になるというランナーも多いみたいですが、僕の場合はタイツを履いていたおかげで股擦れで悩むことはなかったです。
メリット④暖かい
ランニングタイツは特に秋冬に重宝します。
秋冬は寒いので、足回りの防寒にロングタイツが最適です。秋冬のマラソン大会ではかなり気温が低いので、タイツ無しの生足だと辛いです。寒いと膝が冷えてしまって膝を痛める可能性が高いので、怪我予防のためにも寒い時期はタイツを履いておきたいところです。
メリット⑤お洒落
ランニングタイツは見た目にも良いです。
正直なところ、初めてランニングタイツを履いた時は「男がタイツなんてダサいな」と思っていました。それでも何回か履いているとその見た目に慣れてきたし、むしろお洒落でカッコよく思えるようになりました。
実際様々なスポーツ雑誌で多くのモデルがスポーツタイツを着用し、お洒落に決めています。マラソン大会でも多くのランナーがタイツを着用しているので、ファッション性という意味でもかなりオススメ。
ランニングタイツを履いてみて分かった、デメリット
デメリット①脱ぎ履きに時間がかかる
ランニングタイツの大きなデメリットと言えば、履きにくさ、脱ぎにくさ。
ランニングタイツは着圧機能を備えているので、履いたり脱いだりするのに一苦労します。慣れてしまえば大したことはありませんが、最初の数日はタイツの脱ぎ履きが凄く面倒に感じました。
デメリット②最初は走ると違和感がある
今では、ランニングタイツは走りやすいアイテムとして重宝していますが、最初はとにかく違和感があり、走りにくさを感じたものです。
タイツの締め付けがあるし、足の曲げ伸ばしの時にツッパリ感を感じるし、とにかく最初は違和感だらけでした。なので、最初買った時は正直いらなかったかなとも思いました。それでも、1週間ぐらい履いて走っているうちに、その違和感はなくなり、慣れていきました。
ランニングタイツは慣れると走りやすいと感じるものの、慣れるまでは逆に走りにくいと感じるので、マラソン大会当日にぶっつけで着用するのはNGです。必ず練習で慣らしておく必要があります。
デメリット③夏は暑い
はっきり言って真夏は暑くて履けたものではありません。
ランニングタイツは基本的にオールシーズン着用出来るものです。それでも、やっぱり真夏に履くのは暑いです。快適に履けるのは、10月から6月ぐらいまでです。7月~9月は暑いので、夏にタイツを着用する場合は夏仕様のものを別途買うのがオススメです。
ランニングタイツはランニング・マラソン初心者にはかなりオススメ
ランニングを始めたばかりの頃から現在までランニングタイツを練習や大会で着用していますが、ランニングタイツはかなりオススメのアイテムです。
特にランニングをしていて膝周りを炒めやすい、初めてのハーフマラソンやフルマラソンに挑戦するといったランニング・マラソン初心者にはかなり役立つウェアアイテムです。
最初はスポーツタイツに慣れるまで違和感はあるものの、慣れてしまえば怪我予防に良いし長距離を走りやすいと感じるので、ハーフマラソン・フルマラソンに挑戦する人はランニングタイツを試してみるのがオススメです。