海外製の補給食として人気が高いPowerBar(パワーバー)の「PowerGel(パワージェル)」は海外製らしい激甘なエナジージェルです。長時間の運動で疲れ切った体に、この激甘なジェルが大きな力をもたらしてくれます。
今回は、マラソン定番の補給食の一つである、パワージェルについて詳しく紹介していきます。パワージェルに含まれるC2MAXとはどんなものか、また全5種類のフレーバーのそれぞれの味のレビューなどもまとめて紹介しています。
目次
PowerGel(パワージェル)とは
PowerGel(パワージェル)とは、アメリカやカナダを始め世界30カ国以上のアスリートから支持されている人気ブランド「PowerBar(パワーバー)」のエナジージェルです。パワーバーは、2002年に日本に上陸。現在では、即座にエネルギーを補給出来るパワージェルは日本国内のマラソン大会における定番の補給食の一つになっています。
パワージェルは、手軽に炭水化物とナトリウムを同時に補給出来るので、マラソンや自転車、トライアスロンといった持久系スポーツに取り組む人の補給食として人気です。
パワーバーの商品は他にもフルーツ果汁を配合した「パワージェル・フルーツ」、ジェルと水分を同時補給出来る「パワージェル・ハイドロ」、グミのような「パワージェル・ショッツ」がありますが、ランナーには普通のパワージェルが定番です。
PowerGel(パワージェル)のC2MAXが凄いらしい
世界30カ国以上のアスリートからパワージェルが高い支持を集めているのは、おそらくC2MAXを配合していることで高いパフォーマンスの発揮が期待出来るためでしょう。
C2MAXとは、ブドウ糖と果糖を2:1の配合でブレンドしたもの。通常通りブドウ糖だけを使う場合に比べて体内への吸収効率が良くなるため、運動中のパフォーマンス向上にC2MAXが効果的なようです。
パワーバーの研究によると、C2MAXの方がブドウ糖のみの場合に比べて自転車のタイムトライアルの結果が8%も向上したとのこと。この結果から、C2MAXを摂取することで、ブドウ糖のみを使ったジェルを摂取した場合に比べて持久系スポーツにおけるパフォーマンスが向上するようです。
PowerGel(パワージェル)の特徴
特徴①高エネルギー
パワージェルは、高エネルギーのエナジージェルです。
1個あたり41gと軽量ですが、120kcalものエネルギーを摂ることが出来ます。重さ1gあたり約3kcalの摂取につながるので、運動中のエネルギー補給としてはかなり効率の良いジェルです。
特徴②ナトリウム多め
パワージェルは、運動エネルギーとなる炭水化物(糖質)を補給出来るだけではなく、同時に塩分(ナトリウム)も補給することが出来ます。運動中は汗とともに体内の塩分を失うため、塩分補給も欠かせません。塩分が減少すると、パフォーマンスが落ちたり、ももやふくらはぎが攣るといったトラブルに巻き込まれることがあるので、糖分と塩分を同時補給出来るのはとても有難いです。
また、現在はエナジージェルには糖質と塩分両方の補給が出来る商品が結構たくさんありますが、初めて糖質と塩分補給を同時に出来るエナジージェルとして誕生したのは、このパワージェルが初のようです。
特徴③コンパクトで持ち運びしやすい
パワージェルはめちゃくちゃコンパクトです。小さくて、薄く、軽い(41g)ので、持ち運びに便利です。マラソンやロードバイクなどでパンツのポケットに入れて置いたり、ポーチやザックの中に入れておいてもかさばることなく邪魔になりません。
エナジージェルとしては他社の商品に比べても、かなりコンパクトな部類なので、たくさん持って行くことが出来ます。フルマラソンはもちろん、半日そして一日以上にも及ぶロングレースでも気兼ねなくたくさん持って行けるので便利です。
特徴④味の種類が豊富
パワージェルは味の種類が豊富です。「バナナ」「グリーンアップル」「梅」「レモンライム」「トロピカルフルーツ」と全5フレーバーあるので、複数の味を持って行けば味に飽きることもありません。レース中に味を変えて、気分転換を図ることが出来ます。
PowerGel(パワージェル)の味は海外製らしい激甘!!
パワージェルは、かなり激甘です。
海外のお菓子は日本のお菓子に比べて甘さが強く、かつ単調な味ですが、このパワージェルもまさにそういった感じです。不味いわけではありませんが、日本のエナジージェルに比べるとかなり甘いので、海外製のお菓子は苦手という人は要注意です。
また、エナジージェル自体初めてという人は、ウィダーインゼリーのような食感をイメージする人が多いですが、それとは違います。パワージェルはゼリーではなくジェルです。どろっとした高濃度の液体で、蜂蜜やシロップのような食感です。
このドロッとした激甘なジェルは、最初は多少の抵抗があるものの、何度か飲むうちにその違和感はなくなります。むしろ、疲れた体にはこのぐらいの甘さが丁度良く感じることもあります。
PowerGel(パワージェル)の全5種類
パワージェルは全5フレーバーあります。それぞれ味に違いがあるので、自分好みのフレーバーを見つけましょう。また、それぞれのフレーバーでカロリーや栄養成分はほぼ同じです。「グリーンアップ」だけカフェイン25mg入り、「梅」だけクエン酸410mg入りというだけで後は同じです。
バナナ
エネルギー120kcal/たんぱく質0g/脂質0g/炭水化物30.0g/ナトリウム200mg
パワージェルのバナナフレーバーは、かなりバナナの味が強いです。
バナナの甘みだけだと美味しいのですが、バナナの甘みが来た後に酸味がやってきます。この酸味と甘みとの相性があまり良くありません。なので、嫌いな人はかなり嫌いな味だと思います。個人的にもあまり好きな味ではありません。
トロピカルフルーツ
エネルギー120kcal/たんぱく質0g/脂質0g/炭水化物30.0g/ナトリウム200mg
トロピカルフルーツフレーバーは、全5種類の中で特に甘みが強いです。
味は海外製の何味かよくわからない激甘なソフトキャンディを食べているような味です。特別不味くはありませんが、甘すぎると感じるかもしれません。
グリーンアップル
エネルギー120kcal/たんぱく質0g/脂質0g/炭水化物30.0g/ナトリウム200mg/カフェイン25mg
グリーンアップフレーバーは、まさにアップル味です。
りんご風味の甘さや優しい酸味の相性が良く、爽やかな味です。個人的には一番好きな味です。特に癖もない味なので、どんな人でも飲みやすいと思います。
梅
エネルギー120kcal/たんぱく質0g/脂質0g/炭水化物30.0g/ナトリウム200mg/クエン酸410mg
梅フレーバーは、かなり濃い梅味です。
全フレーバーの中で唯一クエン酸410mg入っているためか、液体も凄い濃厚です。一番ねっとりした感じがあります。
レモンライム
エネルギー120kcal/たんぱく質0g/脂質0g/炭水化物30.0g/ナトリウム200mg
レモンライムフレーバーは、まさにレモンライフ。
爽やかな味で、飲みやすいです。グリーンアップル同様にこちらも個人的にはオススメ。
PowerGel(パワージェル)の効果的な飲み方
パワージェルは、パッケージの裏側にも書かれているように運動中は30~45分置きに1本飲むのが一番効果的なようです。さすがにフルマラソンで、30分置きに飲むのは飲みすぎだと思うので、10km置きぐらいに1本ぐらいが丁度良いと思います。
また、飲むタイミングとしては走る10~20分前に1~2本飲むことで筋肉にグリコーゲンを貯蔵できるとのこと。なので、走る前に1本飲んで、そのあとは走りながら適宜飲んでいくのが良いでしょう。
ジェルの飲み方としては、水と一緒に飲むのがオススメ。パワージェルはかなりドロッとしたジェルなので、水無しで飲むのはなかなか辛いです。飲むのは飲めますが、飲んだ後に口の中にジェルがまとわりつく感覚があるので、水が欲しくなります。
マラソン大会でパワージェルを飲む場合、給水所近くになってからジェルを飲み、そして給水所で口の中をスッキリとさせるように水を補給すると良いです。普段のトレーニングでも、「パワージェルを飲む→水を飲む」といった飲み方が一番ベストです。
PowerGelU(パワージェル)はマラソンやロードバイクにオススメ
パワージェルはマラソンやロードバイクといった持久系スポーツにオススメのエナジージェルです。激甘な分、しっかりとエネルギー補給出来ます。糖質だけじゃなく塩分も補給出来るので、たくさん汗をかいている時も安心です。