AmazonのKindle本(電子書籍)を読むなら、Amazonの電子書籍リーダーである「Kindle端末」かAmazonのタブレット端末である「Fireタブレット」がオススメ。Kindle本は、AndroidスマホやiPhoneでもGoogle PlayストアやApp StoreでKindleアプリをダウンロードすることで読めるものの、スマホの小さいな画面よりもKindle端末やFireタブレットの大き目の画面で読む方が小説も漫画も雑誌も読みやすくて面白いです。
この記事では、Kindle端末とFireタブレットの特徴をそれぞれ紹介しつつ、Kindle端末とFireタブレットの違いや実際のKindle本(小説・漫画・雑誌)の読みやすさを比較しています。電子書籍を読むためのデバイスとしてKindle端末かFireタブレットか、どっちにしようか迷っているという人は是非参考に。
目次
Kindle端末の特徴
- Amazonの電子書籍端末
- E-INKディスプレイ採用で、本物の紙の本のように読みやすく目に優しい
- 不要な通知機能無しで読書に集中出来る
- 軽量で持ち運びしやすい
- 防水対応でお風呂場でも読書出来る
- 数週間持続の長時間バッテリー
Kindle本(電子書籍)を読む際の第一候補となるのが「Kindle端末(Kindle/Kindle Paperwhite/Kindle Oasis)」。Kindle端末とは、Amazonが販売する電子書籍リーダーのこと。国内の電子書籍リーダーは、SONY製や楽天製のものもありますが、圧倒的に人気で売れているのがAmazon製電子書籍リーダーであるKindle端末。
AmazonのKindle端末最大の特徴は、「E-INKディスプレイ」を採用し読みやすくて、目に優しいこと。E-INKディスプレイは、本物の紙面に文字が印刷されているように見えるぐらい本物の本を読んでいるような読み心地を実現した特殊なディスプレイ。通常の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイと違って目に向かって発光しないディスプレイであるため、長時間見ていても目がチカチカしたりせず、とにかく目に優しいので文字中心の本をじっくり時間をかけて読むのには最高の端末です。
Kindle端末一番人気の「Kindle Paperwhite」は、高解像度(300ppi)のディスプレイであるため、小さい文字も輪郭ハッキリしていて読みやすいです。さらに、防水機能を備えているためお風呂場でも本を読みながらリラックスした時間を過ごすことが出来ます。E-INKディスプレイは通常液晶ディスプレイよりも消費電力が極端に少ないため、一度の充電で数週間もつのも魅力的。読書特化した端末であるため、スマホやタブレットと違った余計な通知に邪魔されることなく読書に没頭出来ます。たくさん本を読み込む人、文字中心の本(小説・ビジネス書等)を中心に読む人にKindle端末はかなりオススメ。
Kindle端末の全3機種
Kindle (エントリーモデル) | Kindle Paperwhite (人気NO.1) | Kindle Oasis (上位機種) | |
外観 | |||
価格 | 8,980円 | 13,980円 | 29,980円 |
サイズ | 160x113x8.7mm | 167x116x8.18mm | 159x141x3.4-8.4mm |
重量 | 174g | 182g | 188g |
ディスプレイ | 6インチ | 6インチ | 7インチ |
画面解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | 4個 | 5個 | 25個 |
容量 | 8GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB |
バッテリー | 数週間 | 数週間 | 数週間 |
防水 | × | 〇 | 〇 |
色調調節ライト | × | × | 〇 |
明るさ自動調整 | × | × | 〇 |
自動画面回転 | × | × | 〇 |
ページ送りボタン | × | × | 〇 |
Fireタブレットの特徴
- Amazonのタブレット端末
- 5,980円から購入出来るコスパ最強タブレット
- 動画/音楽/本/ゲームと様々なエンタメを楽しめる
- MicroSDカード対応
Amazonの電子書籍サービス“Kindle”を利用する際、Kindle端末同様にKindle本を読むためのデバイスとして候補となるのが「Fireタブレット(Fire 7/Fire HD 8/Fire HD 8 Plus/Fire HD 10)」。Fireタブレットとは、Amazonが販売するタブレット端末のこと。タブレット端末はApple社のiPadが特に有名ですが、僅か5,980円から購入出来るコスパの良いタブレットとしてFireタブレットもAmazonユーザーを中心に大人気です。
Fireタブレットの最大の特徴は、フルカラー画面であること。Kindle端末は白黒画面であるものの、Fireタブレットは通常のタブレットと同じ液晶ディスプレイを採用しているためフルカラーで本・漫画・雑誌を楽しむことが出来ます。
さらにFireタブレットは、動画(映画・TVドラマ・アニメ)・音楽(邦楽・洋楽)・ゲームといった様々なエンタメコンテンツを楽しむことが出来ます。特に、8インチ、10.1インチの大き目の画面で見る映画はかなりの迫力があり、スマホよりも映画を見ることが楽しくなるのは間違いなし。Amazonのプライムビデオはもちろんのこと、YouTubeやhulu、NETFLIX、DAZN、AmebaTVといった様々な動画アプリを大画面で楽しむことが出来ます。10.1インチでフルHD搭載のFire HD 10は自宅での動画視聴用には最適。
Fireタブレットのスピーカーは通常のタブレットよりもそこそこ良いスピーカーを使っているため映画を見る時に迫力ある音声を楽しめるだけではなく、音楽を聴く時にも割と良い音質を楽しむことが出来ます。Fireタブレットはアマゾンミュージックはもちろん、Spotifyを利用することも出来ます。
Fireタブレットは、購入後に容量を増やすことも可能。最大1TBのMicroSDカードに対応しているため、たくさん本をダウンロードするという人にも最適。電子書籍だけではなく、動画も音楽もゲームも楽しみたい人にFireタブレットはオススメ。
Fireタブレットの全4機種
Fire 7 (エントリーモデル) | Fire HD 8 (人気NO.1) | Fire HD 8 Plus (ワイヤレス充電対応) | Fire HD 10 (上位機種) | Fire HD 10 Plus(ワイヤレス充電対応) | |
外観 | |||||
発売 | 2019年6月 | 2020年6月 | 2020年6月 | 2021年5月 | 2021年5月 |
価格 | 5,980円 | 9,980円 | 11,980円 | 15,980円 | 18,980円 |
サイズ | 192x115x9.6mm | 202x137x9.7mm | 202x137x9.7mm | 247x166x9.2mm | 247x166x9.2mm |
重量 | 286g | 355g | 355g | 504g | 468g |
ディスプレイ | 7インチ | 8インチ | 8インチ | 10.1インチ | 10.1インチ |
画面解像度 | 1024×600(171ppi) | 1280×800(189ppi) | 1280×800(189ppi) | 1920×1200(224ppi) | 1920×1200(224ppi) |
CPU | クアッドコア(1.3GHzx4) | クアッドコア(2.0GHzx4) | クアッドコア(2.0GHzx4) | オクタコア(2.0GHzx8) | オクタコア (2.0GHzx8) |
RAM | 1GB | 2GB | 3GB | 3GB | 4GB |
容量 | 16GB・32GB | 32GB・64GB | 32GB・64GB | 32GB・64GB | 32GB・64GB |
スピーカー | モノラル | ステレオ | ステレオ | ステレオ | ステレオ |
バッテリー | 7時間 | 12時間 | 12時間 | 12時間 | 12時間 |
ワイヤレス充電 | × | × | 〇 | × | 〇 |
Kindle端末とFireタブレットの比較
比較①出来ること
Kindle端末 | Fireタブレット | |
---|---|---|
本を読む | 〇 | 〇 |
漫画を読む | 〇 | 〇 |
雑誌を読む | 〇 | 〇 |
動画を見る | × | 〇 |
音楽を聴く | × | 〇 |
ゲームをする | × | 〇 |
SNSをする | × | 〇 |
WEB検索をする | × | 〇 |
容量を増やす | × | 〇 |
Kindle端末とFireタブレットを比較した場合、その大きな違いは、Kindle端末は読書をするための専用端末であるのに対し、Fireタブレットは読書だけではなく動画も音楽もゲームも楽しめる総合エンタメ端末であること。
Kindle端末は小説を読む、漫画を読む、雑誌を読むといったように、様々な種類の電子書籍をKindleストアで購入し、その購入したKindle本を読むことはできるものの、それ以外のことは出来ません。Fireタブレットであれば、「プライムビデオ」「YouTube」「hulu」「NETFLIX」「DAZN」「AmebaTV」といった動画アプリで様々な動画コンテンツを大画面で視聴できます。読書だけではなく、映画にTVドラマにアニメなんかの動画コンテンツも楽しみたいというなら、Fireタブレットがオススメ。
Fireタブレットは、Amazonアプリストアで自分好みのアプリをインストールできます。Kindle端末はタブレットとは違う電子書籍リーダーであるためアプリを追加することは出来ません。当然、ゲームアプリをダウンロードしてゲームをプレイしたりも出来ません。FireタブレットであればAmazonアプリストアでゲームアプリをダウンロードすることで、好きなゲームを楽しむことが出来ます。漫画も読みたいけど、ゲームも遊びたいならFIreタブレット一択です。
比較①小説の読みやすさ
Kindle端末とFireタブレットを出来ることで比較した場合、動画も音楽もゲームも楽しめるFireタブレットの方が圧倒的に優れています。それでは、肝心のKindle本の読みやすさはどうか。まずは、小説で比較。小説の表紙は、Kindle端末は当然白黒ですがFireタブレットは実際の本と同じフルカラーで楽しむことが出来るため、人によってはFireタブレットの方が良いと感じるかもしれません。
しかし、小説の文章の読みやすさに関しては圧倒的にKindle端末の方が上です。というのも、Fireタブレットは通常の本よりも文章が縦長に長くなってしまうため少し読みにくいです。Fireタブレットは、新書や文庫本と同じぐらいのサイズ感であるために、実際の本と比べて特に違和感がなく、とても読みやすいです。
さらにKindle端末は、E-INKディスプレイを採用しているおかげで、本当に紙の本を読んでいるような感覚。長時間読んでも目が疲れたりせず、じっくりと好きな本を読むのに没頭出来ます。特にKindle PaperWhiteは300ppiの高解像度を実現しているため、小さい字もにじんだりすることなく輪郭がはっきりしていて非常に読みやすいです。文字中心の本を読むなら間違いなく、Kindle端末!!
一方、Fireタブレットは通常の液晶ディスプレイを採用しており、バックライトが目に向かって発光する形となるため、長時間活字を見ていると目がチカチカしたり、目が疲れてきます。正直、Fireタブレットでも読めないことはないものの、個人的にはFireタブレットは文字中心の本を読むためにはあまり使いたくないところ。
比較②漫画の読みやすさ
次のKindle端末とFireタブレットの漫画の読みやすさを比較。正直、漫画に関してはKinldle端末もFireタブレットもどっちもオススメ。
目への負担をできるだけ軽減するなら、Kindle端末。Kindle端末は、普通に紙の漫画を読んでいるような読み心地。液晶ディスプレイ採用のFireタブレットに比べると多少濃淡が物足りない感じはあるものの、普通に漫画を楽しむことが出来ます。また、漫画を読む目的でKindle端末を選ぶなら、エントリーモデルのKindleではなくKindle Paper Whiteがオススメ!Kindle Paper Whiteは300ppiの高精細ディスプレイを採用しているため、漫画の描写が綺麗です。
目への負担を気にしないのであれば、Fireタブレットがオススメ。Fireタブレットはフルカラー画面であるためフルカラーの表紙を楽しむことが出来ます。さらに、コントラスト比が高いため漫画の描写がより綺麗に感じます。さらに、Kindle端末よりも大きい画面であるために、実際に漫画を読んでいる時と同じように見開き表示で楽しむことが出来ます。操作性や操作時のサクサク度合いも、やはりFireタブレットの方が上です。
比較③雑誌の読みやすさ
最後にKindle端末とFireタブレットの雑誌の読みやすさの比較。雑誌を読むためのデバイスとして選ぶなら、間違いなくFireタブレット。
Kindle端末も一応雑誌を読めないことは無いものの、雑誌を楽しく読むことは出来ません。その理由は、白黒であるため雑誌の醍醐味である多彩な写真やカラフルならイラストを全く楽しめないからです。さらに、6インチディスプレイであるため、文字も非常に読みづらい。Kindleには拡大機能はあるものの、手軽に拡大・縮小出来るピンチ・ズーム操作機能はないため、雑誌を読むためのデバイスとしては絶対オススメ出来ません。とにかく、Kindle端末で雑誌は読みにくいの一言に尽きます。
一方、フルカラーの液晶ディスプレイを採用しているFireタブレットなら、雑誌も問題なく楽しむことが出来ます。Fireタブレットでは、丁度良い真ん中のサイズである8インチのFire HD 8が人気ですが、雑誌をたくさん読むなら一番大きいサイズのFire HD 10もオススメ。10.1インチのFire HD 10なら、横画面で見開き表示にしても画面を拡大せずとも文字を読むことが出来ます。
Kindle端末とFireタブレット、どっちがオススメか
〇〇な人には、Kindle端末がオススメ!!
- 新書/文庫本/小説/ビジネス書/漫画を中心に読む
- 文字中心の本を時間をかけて読む
- たくさんの本を読む
- 目を酷使する仕事をしている
- 動画/音楽/ゲームは別のデバイスを活用する
文字中心の本をたくさん読むなら、「Kindle端末」がオススメ!!Kindle端末は白黒画面で読書以外の機能を持ち合わせていないというデメリットはあるものの、紙に近い質感で目に優しいE-INKディスプレイを採用しているためじっくりと時間をかけて読む“新書・文庫本・小説・ビジネス書”といったジャンルの本を読む人にオススメ。さらに、日ごろから仕事でPCを長く見つめているため目を酷使している、スマホやタブレットを長時間見ていると目が疲れやすいという人にもKindle端末がオススメ。
▼Kindle端末を選ぶなら、解像度の低いエントリーモデルよりも高解像度で防水機能も備えた「Kindle PaperWhite」がオススメ!!実際、Amazonで売れているKindle端末NO.1はKindle Paperwhite。
▼少しでも安さを重視するならエントリーモデル「Kindle」、6インチよりも大きい7インチで楽しみたいという人は上位機種「kindle Oasis」を選ぶのも有り!!
〇〇な人には、Fireタブレットがオススメ
- 漫画/雑誌/実用書/学習書を中心に読む
- 写真やイラストが多い本を読む
- フルカラーで読みたい
- 電子書籍だけではなく動画も音楽もゲームも同じデバイスで楽しみたい
- タブレットをまだ持っていない
写真やイラスト中心の本を中心に読むなら、「Fireタブレット」がオススメ!!Fireタブレットは目に優しいE-INKディスプレイではなく普通の液晶ディスプレイで長時間の読書にはあまり向かないものの、フルカラー画面であるためフルカラーの漫画や雑誌を存分に楽しむことが出来ます。また、読書だけではなく動画視聴用、音楽鑑賞用、ゲームプレイ用デバイスとしても活用出来るなど万能性に優れているため、Kindle端末かFireタブレットか迷っているという人にもオススメ。
▼初めてFireタブレットを買うなら、1万円以下で買えるFire HD 8がオススメ。Fire 7よりも大画面でFire HD 10よりも軽量でコンパクトである丁度いいサイズ感で、Fireタブレットで一番人気の機種です!!
▼より大画面で映画も雑誌も楽しみたいなら、10.1インチの「Fire HD 10」がオススメ
▼価格の安さと軽量性を重視するなら「Fire 7」もオススメ。ただし、Fire 7はFire HD 8とFire HD 10よりも画質面と操作のサクサク度合いで大きく劣ります。そのため、基本的にやはりFire HD 8かFire HD 10がオススメ。