AmazonのKindle端末が欲しいと思った時に、Amazonで見てみると色んな種類があるのでびっくりします。僕も初めてKindleを買った時は、端末ごとの違いが良く分からず、どの端末にするべきかでかなり悩みました。
そこで、初めてKindle端末を選ぶ人でも自分にぴったりな端末をすぐに選べるように、全種類を分かりやすく比較してみたいと思います。それぞれの端末の違いや、どんな人にオススメなのか紹介しているので、是非参考にしてみてください。
目次
Kindle端末は全3種類
2021年5月現在、Kindle端末は全3種類です。
エントリーモデルである「Kindle(キンドル)」とスタンダードモデルであり人気モデルである「Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)」、ハイエンドモデルである「Kindle Oasis(キンドルオアシス)」の3種類。
以前はマンガ向けに特化した「Kindle Paperwhiteマンガモデル」とKindle PaperwhiteとKindle Oasisの中間モデルであった「Kindle Voyage(キンドルボヤージュ)」と合わせて全5種類ありました。しかし、この2端末は販売終了となり、現在は3種類のみとなっています。
①Kindle
- Kindle端末で一番安い
- 手ごろ価格でKindleが買える
- 最軽量で持ち運びに最適
無印の「Kindle」は、Kindle端末の中で一番安いモデルです。
1万円以下のお手頃価格でKindleを手にすることが出来るので、価格重視で選ぶ人にオススメです。また、Kindle端末の中で一番軽いモデルで、サイズもかなり小さいので、外へ持ちだして読書を楽しむのにも最適です。
②Kindle Paperwhite
- コスパ最強で一番人気
- 高解像度が文字が綺麗に見える
- 漫画を楽しむのにも最適
- たくさん本を外へ持ちだせる
- 防水機能付きでお風呂でも使える
Kindle端末の中で一番人気なのが「Kindle Paperwhite」です。
Kindle Paperwhiteは、高解像度(300ppi)なので文字が綺麗です。漫画の描写も綺麗に見ることが出来るので、書籍だけじゃなく漫画も楽しみたいという人にはぴったり。容量も大きく、たくさん本を外へ持ちだすことが出来るので、外で小説やビジネス書、漫画といった様々なジャンルの本をたくさん読むことが出来ます。
さらに現在のモデルから防水が追加されたことで、Kindle端末の中でコスパ最強の端末として圧倒的な人気を誇る端末になっています。僕も全端末を徹底的に比較してみた結果、Kindle Paperwhiteが一番良いということで、現在この端末を愛用しています。
③Kindle Oasis
- Kindle端末のハイエンドモデル
- 全てにおいてハイスペック
- 片手で楽々操作可能
- 明るさも自動で調節してくれるので楽
- 色調を変えられるので、より目に優しい
「Kindle Oasis」はKindle端末のハイエンドモデルです。
Kindle Paperwhiteよりさらにスペックの高いモデルとなっています。その大きな特徴として、片手で楽々操作出来ること。端末の端にページ送り・戻しの物理ボタンがあるので、手の小さい人でも片手で楽に操作することが出来ます。
色調も暖色へと好みの色合いへと変えることが出来るので、より目に優しい端末となっています。Kindle史上最高の読書体験をしてみたい場合は、Kindle Oasisがオススメ。
Kindle端末全3種類の共通点
- 小さくて軽い
- 読書に集中出来る端末
- 目に優しいディスプレイ
- 外でも読みやすい
- 長時間バッテリー
上記は、Kindle端末全3種類に共通する点です。
これらの点はどのKindle端末でも同じなので、「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Oasis」の中から買う端末を選ぶ中で特に違いを気にする必要はありません。
小さくて軽い
- Kindle:174g
- Kindle Paperwhite:182g
- Kindle Oasis:188g
- iPhone XS:174g
- iPhone XR:194g
- iPhone X:174g
Kindle端末は外へ持ち運べるように、小さくて軽いです。全端末180g前後なので、最近のスマホと同じぐらいの重量です。小さくて軽く、薄いのでカバンの中に入れてもかさばることがありません。
読書に集中出来る端末
Kindle端末は全て読書専用端末です。
スマホやタブレット端末のようにメールの受信やアプリの通知機能はないので、思う存分読書に集中することが出来ます。
目に優しいディスプレイ
Kindle端末は目に優しいのが大きな特徴です。
スマホやタブレットと違ってバックライトではなくフロントライトを採用しているので、目への負担が少なくて済みます。当然、ブルーライトは無いので、安心して長時間読書を楽しむことが出来るのが嬉しいところです。
また、ディスプレイは本当の紙のように見えるE-Inkディスプレイを搭載しているので、本当に紙の本を読んでいるような感覚で読むことが出来ます。
外でも読みやすい
Kindle端末は屋外で読むのにも最適です。
スマホやタブレットでは屋外の光の反射で液晶画面が見にくいですが、Kindle端末は光の反射を抑制するスクリーンなので、外でも読みやすいです。
長時間バッテリー
Kindle端末はどの端末も長時間バッテリー搭載です。
1回充電しておけば、数週間は普通に持つので、ほとんど充電する必要はありません。外出先で読書をしている時にバッテリーがなくなることもほとんどないので、充電器を持ち歩く必要もありません。
Kindle端末全3種類の徹底比較!違いは大きく6つ
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
世代 | 第10世代 | 第10世代 | 第10世代 |
発売 | 2019年4月 | 2018年11月 | 2019年7月 |
価格 | 8,980円~ | 13,980円~ | 29,980円~ |
サイズ | 113x160x8.7mm | 116x167x8.18mm | 159x141x3.4-8.4mm |
重量 | 174g | 182g | 188g |
容量 | 8GB | 8GB・32GB | 8GB・32GB |
インチ | 6インチ | 6インチ | 7インチ |
通信 | Wi-Fi | Wi-Fi・Wi-Fi+無料4G | Wi-Fi・Wi-Fi+無料4G |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | 4個 | 5個 | 25個 |
防水 | × | 〇 (IPX8) | 〇 (IPX8) |
ページ送りの物理ボタン | × | × | 〇 |
Kindle端末の全3種類で、それぞれで大きく違う点は、「価格」「容量」「解像度」「解像度」「フロントライト」「防水」の6点です。端末を選ぶ時は、この6点に注意して選ぶ必要があります。
違い①価格
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | 8,980円~ | 13,980円~ | 29,980円~ |
Kindleで手ごろに買えるのは、KindleとKindle Paperwhiteまで。
KindleとKindle Paperwhiteは解像度、防水機能の有無と5,000円の価格差も納得の機能差があるものの、Kindle PaperwhiteとKindle Oasisは16,000円もの価格差に納得できるだけの機能差はあまりありません。
違い②容量
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | 8GB | 8GB・32GB | 8GB・32GB |
一番安いエントリーモデルの「Kindle」は8GBまで。
文庫本と違って漫画は1冊当たりのファイルサイズが大きいので、漫画をたくさん読むなら8GBでは心もとない。漫画メインで利用するなら、32GBの端末を選んでおきたいところ。
違い③解像度
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
Kindle端末選びで一番注意したいのが、この解像度。
解像度167ppiははっきり言って粗いです。文字中心の本も少し粗さが目立つし、漫画を読む時は尚更。Kindleを頻繁に使うつもりなら、解像度300ppiの端末を選んでおきたいところです。
違い④フロントライト
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | 4個 | 5個 | 25個 |
Kindle端末全3種類で、フロントライトの搭載数に大きな開きがあります。
フロントライトが多いとそれだけ画面を明るく出来るので、暗い場所でも読書を快適に楽しめるようになります。ただし、無印のKindleも使ってみた感想としては、無印のフロントライト4個でも特に問題はありません。なので、フロントライトの個数はあまり気にしなくても良いでしょう。
違い⑤防水
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | × | 〇 | 〇 |
無印のKindleは防水機能がありません。お風呂やビーチで本を読みたい場合は、防水機能端末を選ぶのが必須です。
違い⑥ページ送りの物理ボタン
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格 | × | × | 〇 |
通常Kindle端末では画面をタップしたり、スワイプしたりすることでページをめくります。しかし、Kindle Oasisはページ送り・戻しのための物理ボタンがあるので、片手で楽に操作することが可能です。
ページ送り・戻しのボタンはかなり便利ですが、特に必須というわけではありません。無印のKindleでもKindle Paperwhiteでも普通に片手のみでページをめくる操作は可能です。僕はKindle Paperwhiteを電車の中で片手でつり革を持ち、片手で端末を持って片手だけでページをめくったりしていますが、特に物理ボタンが欲しいと思ったことはありません。
KindleとKindle Paperwhiteの違いは?選ぶならどっち?
Kindle | vs | Kindle Paperwhite |
---|---|---|
◎ (8,980円~) | 価格 | 〇 (13,980円~) |
△ (8GB) | 容量 | 〇 (8GB・32GB) |
× (167ppi) | 解像度 | 〇 (300ppi) |
△ (4個) | ライト | 〇 (5個) |
× | 防水 | 〇 |
初めてのKindle端末選びでは、無印の「Kindle」と「Kindle Paperwhite」で悩むことが多いです。僕も実は、3年前ぐらいにこの二つで悩み、Kindleを買いました。でも、そのあとすぐにKindle Paperwhiteに買い直しました。理由はKindleは解像度が低いので、本の文字が粗く見えるし、Kindleストアで本を探す時も表紙が粗くて見にくかったからです。
もし、迷ってるなら、5,000円高いお金を払ってでも、Kindle Paperwhiteにした方が良いです。
価格重視→Kindle
どうしても価格重視ならKindleでも良いでしょう。解像度は低くても我慢できるというなら、一番価格の安いKindleで納得できると思います。
様々なシーンで読書を楽しみたい、漫画も読む→Kindle Paperwhite
KindleとKindle Paperwhiteなら断然Kindle Paperwhiteがオススメ。解像度が167ppiと300ppiでは全然違うので、活字を読む時、漫画の描写を楽しむ時、Kindleストアで本を探す時も満足度が全然違います。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いは?選ぶならどっち?
Kindle Paperwhite | vs | Kindle Oasis |
---|---|---|
〇 (13,980円~) | 価格 | △ (29,980円~) |
〇 (6インチ) | インチ | ◎ (7インチ) |
〇 (5個) | ライト | ◎ (25個) |
× | ページ送りの物理ボタン | 〇 |
– | その他 | 色調調節ライト・明るさ自動調節機能 |
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisで悩む場合もありますが、特別ハイスペックへのこだわりが無ければKindle Paperwhiteをオススメします。はっきり言って、Kindle Oasisの優位性はほとんどありません。物理ボタンが加わったぐらいですが、Kindle Paperwhiteで問題なく片手でも操作できるので、15,000円も多くお金を支払う価値はそこまでないと思います。
コスパで選ぶなら→Kindle Paperwhite
Kindle Oasisより15,000円も安く買えるのに、Oasisと同じ解像度、同じ防水機能、同じ大容量ということで、Kindle Paperwhiteはコスパ最強です。
ハイスペックで選ぶなら→Kindle Oasis
どうせ買うならハイスペック、一番良いものが欲しいという場合はKindle Oasis。Kindleで一番良い端末。色調調節機能と自動で明るさを調節する機能など、人気モデルKindle Paperwhiteにも無い機能があるので、より快適な読書体験が出来ます。
Kindle端末を選ぶ時に悩む3つのオプション
「Kindle」「Kindle paperwhite」「Kindle Oasis」、それぞれの端末で「容量」「広告の有無」「無料4Gの有無」を選ぶことが出来ます。それぞれ選べるのは嬉しいですが、選び方次第で価格が大きく上がってしまうので、ここも結構な悩みどころです。
広告はどうする?
広告付き | 広告なし |
---|---|
+0 | +2,000円 |
Kindle端末では、エントリーモデルの「Kindle」からハイエンドモデルの「Kindle Oasis」まで広告付きと広告なしがあります。広告なしを選ぶと、価格は+2,000円となります。
Kindle端末の広告とは、Kindle端末のスリープを解除した時に表示されるAmazonの広告です。スマホの無料アプリで見かけるような不快で邪魔な広告ではないし、本を読んでいる時は表示されないので、価格重視なら広告付きでも全く問題ありません。
容量はどうする?
8GB | 32GB |
---|---|
+0 | +2,000円 |
無印のKindleは容量4GBと決まっていますが、Kindle PaperwhiteとKindle Oasisは8GBと32GBを選ぶことが出来ます。こちらも32GBにすると、+2,000円となります。
ちなみに4GBだと書籍約800冊(漫画約80冊)、8GBだと書籍約1600冊(漫画約160冊)、32GBだと書籍約6400冊(漫画約640冊)ぐらいです。
漫画メインだと32GBあった方が良いです。文庫本メインなら8GBでも4GBでも十分です。
無料4Gは要る?
Wi-Fi | Wi-Fi+無料4G |
---|---|
+0 | +2,000円 |
Kindle端末はWi-Fiを使ってKindleストアで本を買ったり、ダウンロードしたりします。無料4G付の端末なら外出先でもKindleストアで本を買ってダウンロードできるので便利です。
ただし、外出先はダウンロード済みの本を読むのがメインで、Kindleストアでの買い物やダウンロードは自宅のWi-Fiを使うといった場合は無料4Gは不要です。また、最近はフリーWi-Fiスポットが増えているので、無料4G付はそれほど必要ではありません。
今選ぶべき、一番のオススメは「Kindle Paperwhite」
今、Kindle端末を選ぶなら「Kindle Paperwhite」が一番のオススメです。
ハイエンドモデルOasisと同じ高解像度(300ppi)で文字が綺麗、漫画の描写も綺麗。防水機能を備えたことで、お風呂にも持っていくことが出来る。容量は最大32GBを選ぶことが出来るので、漫画をたくさん読む場合も安心。
価格帯は13,980円とお手頃価格なので、Kindle端末の中で最強のコスパ。迷ったら、取りあえずKindle Paperwhiteを選ぶのが一番です。
より安いモデルなら→Kindle
とにかく安さを重視するなら無印の「Kindle」。
取りあえずハイスペックが欲しい→Kindle Oasis
Kindle史上最高の読書体験をしてみたいならハイスペックの「Kindle Oasis」