ランニングを始める時、「どんな服装で走ったら良いか」「どんなウェアが要るのか」で悩む。初心者にありがちな悩みで、僕(KENGO)もランニングを始める時にかなり悩みました。
奇抜なのは嫌だし、お洒落過ぎるのも嫌、かといって野暮ったくダサいのも嫌。ほどほどにお洒落で街を走っていて浮かないのが良い。というわけで、街を走るランナーの服装をチェックし、SNSのランナーの服装をチェックし、ネット上のオススメコーディネート等もチェックし、ついに走る恰好が決まった。それから1年以上ランニングを続けています。
この記事ではランニングを始める人で服装選びに迷っている人のために、走る時の基本となる服装から春夏秋冬それぞれの服装選びのポイントを紹介しています。また、揃えておきたい必要なランニングウェアアイテムも紹介しているので、是非参考に。
目次
ジョギング・ランニングをする時の定番の服装
ジョギング・ランニングをする時の定番の服装は、「半袖Tシャツ+短パン」。
ランニングを始めるなら、まずはこの恰好で走るべき。この服装が一番走りやすく、揃えるアイテムもシャツと短パンの2点だけなのでお財布にも優しい。秋冬は寒いと思う人もいますが、走るとすぐに体は温まるので意外と寒い時も半袖・短パンで大丈夫。
シャツは袖有りがオススメ
シャツ選びは取りあえず袖有りの普通のシャツを買っておくのがオススメ。
ランニングシャツはタンクトップ(ノースリーブ)といって袖無しのシャツもありますが、お洒落かどうかでいうとあまりお洒落じゃない。ガッチリ体型やガチランナーなら袖なしもカッコいいが、普通体型~やせ型で一般の人なら袖有りが無難。
パンツは膝上の長さで黒色がオススメ
ランニングパンツは、5インチ、7インチ、9インチ、10インチと意外と色んな丈の長さがあります。一番良く売っているのは5インチ、7インチあたり。オススメは自分の足の膝より少し上になるぐらいの丈感。あまり丈が短いとガチランナーっぽくなるので、短めよりは長めの方がオススメ。
短パンで足を出すのに抵抗があるなら、半端丈のパンツやロングパンツを選ぶのも有りです。河川敷を走っていると割とロングパンツで走っている人も多いので、夏以外は長ズボンでも大丈夫。
色は取りあえず黒を選んでおくのが無難。黒のパンツならトップスのシャツが青でも赤でも黄色でも何色でも合います。柄は無地で大丈夫。
ランニングタイツを履くと今風のお洒落コーデに
お洒落に決めたいなら、ハーフパンツ(ショートパンツ)とロングタイツを合わせるのがオススメ。ランナー定番のスポット、皇居や大阪城公園のようなところへ行くと、ランニングタイツを履いて走るお洒落ランナーが多いです。雑誌を見ていてもタイツを履いて走る恰好が男性の場合はカッコよく、女性の場合は可愛く見えます。
春のランニングの服装
3月、4月、5月の春の服装は、「パーカー+半袖Tシャツ+ハーフパンツ」
定番のランニングの服装に1枚パーカーを加えるのがポイント。春は昼間は暖かいですが、早朝や夜はそれなりに寒いです。そのため、寒さを凌ぐためにパーカーを1枚羽織ります。
もちろん真冬に着用するような厚手のウインドブレーカーは不要で、薄手のパーカーで大丈夫。薄手のパーカーは春だけではなく、秋も同様に着用するので、春秋ように1枚持っておきましょう。
夏のランニングの服装
6月、7月、8月の夏の服装は「半袖Tシャツ+短パン」。
夏は昼間の時間帯はもちろんのこと、朝は夕方から夜も暑い。暑さ対策には肌の露出を増やすのが効果的なので、出来るだけ薄着で走るのがベスト。
夏用でシャツやパンツを選ぶなら、通気性の良いもの、生地が薄手のもの、軽量のものを選んでおくと良いでしょう。
秋のランニングの服装
9月、10月、11月の服装は「ウインドブレーカー(パーカー)+長袖Tシャツ+ハーフパンツ」。
秋は結構服装選びが難しい時期。基本的に秋の最初は春と同じ服装で大丈夫ですが、10月の終わりごろから徐々に寒くなってくるので、長袖Tシャツや防風性に優れたウインドブレーカーが必要になってきます。
冬のランングの服装
12月、1月、2月の冬の服装は、「ウインドブレーカー+長袖Tシャツ+ハーフパンツ+ロングタイツ」。
冬は寒さ対策が必須。春秋に着用するような薄手のパーカーでは寒いので、上着は裏地付きのものがオススメ。真冬用に軽量ながらも防風性に優れたウインドブレーカーを買っておくと良いです。
また、足の防寒対策にはロングタイツがオススメ。ロングタイツは保温性があるので、冬の寒さ対策に重宝します。普段のランニングだけではなく、冬場のハーフマラソンやフルマラソンでも大活躍です。
着用ウェアを選ぶ時の3つの重要ポイント
①速乾性は必須
ランニングウェアは速乾性が大事。
速乾性とは汗を吸ってもすぐに乾く機能性のこと。速乾性の優れたウェアを着ていると、長時間走ったりするときも汗でベタつかないので快適。逆に速乾性のないウェアを着用すると、服が汗でビショビショになり、肌は汗でベタベタするという最悪の事態に。
スポーツウェアは速乾性に優れたものがほとんどですが、一応ウェアのタグのところに「ポリエステル」とあるかどうか確認してみましょう。
②夏は通気性が大事
夏は速乾性とともに通気性が大事。
夏に走っているとかなり暑いです。普通のスポーツウェアでも不快です。そんな夏を乗り切るためには、スポーツウェアに通気孔があるものを選ぶと良い。上の写真のようにシャツの後ろ側に穴(通気孔)があるとウェア内の熱が外へ逃げるので夏も快適です。
③夜は再帰反射素材が欲しい
夜走るなら視認性を高めるために再帰反射素材が重要。
再帰反射素材は光に反射する素材のことで、上の写真だと左胸元のプーマのロゴマークと左肩あたりの丸の集合体がそれにあたります。これが、道路の外灯や車のヘッドライトなどの光に反射してくれるので、周囲からランナーが目立つようになります。
ランニング用に揃えるべきスポーツウェアアイテム
シャツ
必須度:
ジョギング・ランニングを始める時に欠かせないウェアの一つ、「ランニングシャツ」。
ランニングシャツは半袖シャツと長袖シャツがあるので、それぞれ最低1枚持っておきたいところ。基本的に春夏は半袖、秋冬は長袖を使います。
パンツ
必須度:
ランニングシャツと同様欠かせないウェアが「ランニングパンツ」。
パンツは短パン(ショートパンツ・ハーフパンツ)、半端丈、長ズボン(ロングパンツ)と種類があるので、好みのものを選べばOKです。基本的には短パンがオススメですが、冬用にロングパンツも1枚あると便利です。
タイツ
必須度:
お洒落ランナーのような今風のカッコイイ服装を狙うなら、タイツは必須。スポーツタイツとハーフパンツを合わせることで、今っぽいスポーツコーデを作ることが出来ます。
また、スポーツタイツはお洒落なだけではなく、真冬の足を寒さから守る防寒性、膝や腰を怪我から守るサポート性、ふとももやふくらはぎの疲労を軽減するコンプレッションといった機能性も期待出来るアイテム。
上着(ジャケット・パーカー)
必須度:
上着としてパーカージャケットを1枚持っておくのがオススメ。
ランニング中はすぐに体が温まるので、厚手のものではなく薄手で軽量なパーカーがオススメ。軽量パーカーは春~初夏、秋と長く使えるアイテムです。
さすがに真冬になると薄手のパーカーじゃ寒い。そんな時のために、裏地があるウインドブレーカーをもう一つ持っておくと助かります。裏地付きは温かいので、真冬でも快適です。
アンダーシャツ
必須度:
真冬の寒さ対策として、もう一つオススメしたいのが「アンダーシャツ」。
パーカーの下や半袖Tシャツの下に長袖のアンダーシャツを着ておくと温かいです。肌にピタッとするタイプのもので、腕を動かす時も生地が邪魔にならず快適です。マラソン大会でも多くの人が半袖Tシャツの下に防寒対策としてアンダーシャツを着用しています。
ソックス
必須度:
靴下もスポーツソックスを履きたいところ。
最初は家にあるスニーカーソックスで代用しても大丈夫ですが、走る時間や走る距離が長くなったら、快適に走るためにもランニングソックスを準備しましょう。
ランニングソックスは足裏に滑り止めがありシューズ内で足が滑ったりしにくいし、指先が5本指で地面を捉えやすいし、土踏まずにアーチサポートなるものがあるので長時間走っても疲れにくい。
キャップ
必須度:
キャップは便利なので一つ持っておくと良い。
特に夏の日差しが強い時は日焼け対策、熱中症対策として帽子を被るのがオススメ。
その他にもキャップを被ることで、眩しさを軽減出来る、雨よけになる、集中出来るといったたくさんのメリットがあるので、ツバ付きキャップを持っておきましょう。
走る服装が決まったら、走るのみ!
走る服装が決まったら、あとは走りに行くだけ。ランニングウェアはササッと揃えて、少しでも早くランニングを楽しみましょう。