プロ野球の試合中継を見るために、「DAZN(ダゾーン)」を使ってみました。
DAZNを使い始めたのは2019年3月のプロ野球開幕前。そこからオープン戦、公式戦、交流戦と半年間ぐらいは使ってきました。その結果、DAZNは思った以上に良かったです。
それまではパ・リーグの試合を見るのに「パ・リーグTV」というパファン定番の動画配信サービスを使っていましたが、DAZNの方がより野球を楽しめるということで現在はDAZNに乗り換えています。そんなDAZNについて紹介してみたいと思います。
目次
DAZNとは

DAZN(ダゾーン)とは、スポーツに特化した動画配信サービスです。動画配信サービスと言えば、話題の映画やドラマ、アニメを視聴できる「hulu」「U-NEXT」「dTV」といったものが人気ですが、DAZNはそのスポーツ版です。
プロ野球の地上波の中継が年々減る中、DAZNを使えばプロ野球開幕からシーズン終了まで毎日のように試合を見ることが出来ます。また、プロ野球だけではなくMLBも試合も見れるので野球好きにはたまらないサービスです。
また、見れるのは野球だけではありません。Jリーグ、欧州サッカー、テニス、F1、総合格闘技と世界中の130を超える競技を視聴可能。年間配信試合数1万試合をこえる、超巨大なスポーツ動画配信サービスです。
DAZNの料金

DAZNの料金は月額1,750円(税別)です。ドコモユーザーになると「DAZN for docomo」ということで980円(税別)でDAZNを利用出来るので、ドコモとスマホを契約している人はかなりお得です。僕は残念ながらauユーザーということで、通常の1,750円で利用しています。
他社との比較
DAZN | 1,750円 |
スカパー! | 3,685円 |
パ・リーグTV | 1,450円 |
Rakutenパ・リーグspecial | 690円 |
パ・リーグLIVE | 462円 |
DAZNの月額料金を他社と比較してみると、衛星放送のスカパー!よりはかなり安いです。一方、パ・リーグ配信に特化した「パ・リーグTV」「Rakutenパ・リーグspecial」「パ・リーグLIVE」に比べると、価格の魅力は感じません。
それでも、セパ両方主催の試合を見れるという点では一番安い。おまけにメジャーリーグの試合中継も見れるということで、僕はコスパ重視でDAZNを選びました。
31日間は無料で使える
DAZNはお試し期間として31日間は無料で使うことが出来ます。もしDAZNが気に入らなかった場合は31日以内であればお金を一切払うことなくDAZNを解約することが出来ます。DAZNが気になる場合は取りあえず無料で使ってみるのがオススメ。
DAZNで見れるプロ野球の試合
DAZN(ダゾーン)はパ・リーグ配信に特化した「パ・リーグTV」「Rakutenパ・リーグSpecial」「パ・リーグLIVE」と違ってパ主催の試合だけではなくセ主催の試合も見ることが可能。そのためパリーグファンだけではなくセリーグファンにも人気のサービスですが、衛星放送のスカパー!と違って、全12球団に対応しているわけではないので、見れない試合もあります。
見れる球団と見れない球団
広島 | ヤクルト | 巨人 | 横浜 | 中日 | 阪神 |
△ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
西武 | ソフトバンク | 日本ハム | オリックス | ロッテ | 楽天 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2019年シーズンにおいて、視聴出来るのは全10球団(広島・ヤクルト除く)の主催試合。残念ながら広島とヤクルトの2球団の主催試合は見ることが出来ません。
パ・リーグの方は問題なくリーグ戦を全て視聴できるものの、セ・リーグに関しては広島とヤクルトの主催試合だけは見れないので注意しておく必要があります。例えば、巨人の試合を中心に見る場合、広島戦、ヤクルト戦はジャイアンツの本拠地である東京ドームで開催されるホームゲームは視聴できるものの、マツダスタジアム、神宮球場で開催されるビジターゲムは視聴出来ないということです。
また、誤解しないでほしいのが、広島ファンとヤクルトファンは試合を全く見れないというわけではありません。残念ながら応援するチームのホームゲームは見れないものの、広島戦、ヤクルト戦を除くビジターゲームは視聴可能です。シーズンの半分はビジターゲームなので、広島ファンもヤクルトファンもシーズンの40~50%ぐらいは視聴出来ます。
見れる試合と見れない試合
オープン戦 | △ |
リーグ戦 | 〇 |
交流戦 | 〇 |
オールスターゲーム | × |
クライマックスシリーズ | 〇 |
日本シリーズ | × |
ファーム | △ |
DAZN(ダゾーン)で見れる試合は主に公式戦(リーグ戦)、交流戦、クライマックスシリーズ(ファーストステージ・ファイナルステージ)です。
オールスター、日本シリーズは配信が無いものの、この人気ゲームに関しては地上波で普通に放送されるので、そっちで補えば問題ありません。また、オープン戦は全ゲームではなく一部のみの配信となっています。ファームはごくたまに配信がある程度であまり期待はしておかないように。
DAZNのプロ野球中継の画質
スマホ

DAZN(ダゾーン)の画質はなかなか綺麗です。
上の写真はスマホをカメラで撮影した写真画質の良し悪しは分かりませんが、実際にスマホで見てみると綺麗です。動画配信サービスの中では普通に綺麗な方なのでスマホで見る分には全く問題なしです。
ただし、通信速度が遅いとそれと同時に画質が落ちてしまうので、高画質で見るなら通信環境が整った状態で見るのが一番です。
パソコン

パソコンで見る場合も画質は普通に綺麗。今まで使っていた「パ・リーグTV」はスマホだと綺麗だけどパソコンで見ると画質が悪く感じることがありましが、DAZNはパソコンで見ても綺麗です。僕は大きい画面で見たいので、家で見るときはスマホではなくもっぱらパソコンです。
テレビ

DAZNは家にスマートテレビ、PlayStation3/4、AmazonFireTVStickといったものがある場合はテレビで野球中継を視聴出来ます。
大きい画面で見れるのはかなり嬉しいということで僕も最初はテレビで見ていました。でも、テレビで見るとやっぱり画質が気になります。見れない画質ではありませんが、地上波放送に比べるとかなり見劣りします。
▼AmazonのFire TV StickがあればDAZNをテレビで視聴可!さらにDAZN以外の動画コンテンツ(Youtube・Amazonプライムビデオ・Hulu・NETFLIX・など)も視聴可能になります。
DAZNはプロ野球・MLBの見逃し配信あり

DAZN(ダゾーン)は一週間分ぐらいさかのぼって過去の配信を視聴できる見逃し配信というものがあります。見逃し配信はフルタイムとダイジェストの2つから選ぶことが可能です。正直、これはかなり助かりました。
仕事や家の用事、友人と飲みに行った時などでリアルタイムで試合中継を見れなかった場合でも、試合終了後に試合を見ることが出来ます。特に有難いのがMLBの見逃し配信。MLBは基本的に時差の関係で午前中なので、仕事で見れない。エンゼルスの大谷翔平やヤンキースの田中将大を見たいけどリアルタイムでは見れないといった時に、この機能がかなり便利でした。
DAZNはダウンロードしてオフラインでも見れる

DAZN(ダゾーン)は動画をダウンロードしてネット環境のないオフラインで視聴することが出来ます。飛行機に乗る時でも搭乗前に動画をダウンロードしておくことで、機内で気になる試合動画を見ることが出来ます。
人気野球漫画「MAJOR」のアニメ動画が見れる

DAZN(ダゾーン)では、野球コンテンツの一つとして人気野球漫画「MAJOR(メジャー)」のアニメ動画を配信しています。現在のところ全6シーズン中の1シーズン(全26話)のみですが、これがなかなか良かった。今後、全シーズンが追加されるのを期待したいところ。
DAZNは野球以外のスポーツも全て見放題

DAZN(ダゾーン)を利用すると、月額1,750円で全てのスポーツ中継が視聴可能です。野球の試合は基本的に月曜日が休みですが、月曜日は他のスポーツを見て楽しむことが出来ます。野球のシーズンオフとなる11月から3月の期間も、ウィンタースポーツを見て年中スポーツ中継を楽しむことが出来るのでかなり凄いです。
正直、DAZNを使う前はサッカーとかバスケ、テニスにはあまり興味がなかったのですが、これが試合を見てみてると中々面白いです。特にJリーグは中継が凝っているので、かなり楽しい。色んなスポーツが見放題で、1,750円はかなりお得感があります。
DAZNの注意点

DAZNは全てにおいて完璧というわけではなく、いくつか不満点もあります。DAZNを使おうかどうか迷っている人はこれらの点には注意しておく必要があります。
①全ての試合は見れない
DAZNは2019年現在10球団対応。衛星放送のスカパー!が全12球団対応なのに対し、広島とヤクルトの主催試合が対象外という形です。そのため、シーズンを通して全試合視聴できるというわけではなく、広島とヤクルト主催の試合だけは見れないということです。
野球ファンとしては、好きなチームの全試合を見たいというのが本音なので、いち早く全12球団にしてほしいところ。
②地上波ほど画質は綺麗ではない
画質は残念ながら地上波放送のようなものではありません。画面が小さいスマホやパソコンで見る場合は十分な綺麗さはあるものの、テレビで見るとなるとあまり綺麗ではありません。
テレビの大画面で高画質で見たいというなら、衛星放送のスカパー!を選んだ方が良いです。
③多少タイムラグはある
ネット上の動画配信サービスということで仕方はないものの、リアルなゲームとは多少のタイムラグがあります。ツイッターでつぶやきをチェックしながら中継を見る場合、1球先の結果を動画よりも先に知ってしまうこともあります。
総じて、DAZNはオススメ

DAZNは当然不満点もありますが、現在ある野球中継サービスの中では一番オススメです。衛星放送のスカパー!よりも断然安いし、何よりアンテナを設置する必要がない。価格では他のパ・リーグ特化の配信サービスには劣るものの、セ主催のゲームも視聴できるし、MLBもJリーグも欧州サッカーも見れるということで、コスパは一番。
DAZNは今後12球団対応を大きな目標としてしているみたいで、他の動画配信サービスに比べてコンテンツ拡充の意欲も強い。というわけで、野球中継を見るなら、DAZNを選んでおくのがオススメ。




